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NEC、サウジアラビアのメッカで高度交通運用管理システムを受注【日本電気】
2019年8月23日
NECは、サウジアラビアのメッカにあるModern Bus Company(モダンバス社、注1)から、バス交通向けの高度交通運用管理システム(注2)を受注しました。本システムの稼働時期は2020年を予定しています。
近年、メッカでは巡礼者が増加しており、2018年におけるハッジ(注3)では、世界各地から200万人以上の巡礼者が訪れています。また、その数は15年後には約2倍に増えると想定されており、巡礼者の移動手段となる公共交通機関の整備がサウジアラビア政府にとっての課題となっています。
今回NECが提供するシステムは、800万枚にも及ぶメッカ独自の交通用ICカードを活用して、キャッシュレスで正確かつ信頼性の高い運賃収受を実現する「自動料金収受システム」や、GPSによりバス約400台の位置情報を運行管理センターでリアルタイムに把握し、定時運行を支援する「バス位置情報管理システム」です。バスの運行情報は、バス停に設置された太陽光発電で稼働するディスプレイや、モバイルアプリケーションを通じて乗客にも提供します。
NECはModern Bus社とともに、メッカにおいて今後5年間で2,000台のバスの運行管理を目指すとともに、より利便性の高い安全で効率的なバス運行を実現します。
NECは従来から香港やシンガポール、インドなどアジア各国で高度交通運用管理システムを提供した実績を活かし、今後も「NEC Safer Cities」(注4)のもと、安全・安心で効率的な交通インフラの整備にグローバルで取り組むことで、事業拡大を目指します。
(注1)メッカでバス運行に関するBOT(Build Operate Transfer)プロジェクトを実行するため
設立された事業会社。
BOT(Build Operate Transfer):民間が施設を建設・維持管理・運営し、
契約期間終了後に公共へ所有権を移転する方式。
(注2)高度交通運用管理システム:運行管理や料金収受を自動化する為のIoT技術や
アナリティクス技術を活用して、公共交通の可視性やユーザー利便性を高めるシステム。
(注3)イスラム世界における、メッカへの大巡礼。
(注4)NEC Safer Cities:生体認証や映像解析を含むAI、IoT関連の先端技術を活用して、
安全・安心で効率・公平な都市の実現を支えるNECの事業領域。人々がより自由に、
個人の能力を最大限に発揮して豊かな生活を送ることのできる社会の実現に貢献。
https://jpn.nec.com/safercities/index.html
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC 交通・物流ソリューション事業部
E-Mail:info@iccard.jp.nec.com
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