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アナログ・デバイセズとFirst Sensor、自動運転の未来を加速する LIDAR製品を共同開発【アナログ・デバイセズ】

2019年6月26日

アナログ・デバイセズ社(NASDAQ:ADI)は、輸送、スマート農業、工業生産およびその他の業界における無人車両、ドローンおよび無人潜水機等をサポートする自律センシング技術の市場投入を加速する製品を、First Sensor AGと共同開発を進めていくことを発表しました。その一環として、アナログ・デバイセズとFirst SensorはLIDAR信号チェーンの短縮化技術を開発しており、検出/知覚技術を組み込む自律機器/安全システムのメーカーは、両社が開発する技術を導入することにより、システム性能の向上と共に、サイズ、重量、消費電力、コストの削減を実現できます。また両社は、自動車および工業生産アプリケーションをサポートするその他のLIDAR製品の開発も計画しています。

アナログ・デバイセズで、LIDAR担当ゼネラルマネージャを務めるStewart Sellarsは、次のように述べています。「両社の共同作業の第一段として、業界をリードするADIのトランスインピーダンス・アンプ(TIA)とFirst Sensorのアバランシェ・フォトダイオード(APD:光を光電流に変換する高感度フォト・ダイオード)を最適化することで、より高性能で効率的なLIDARソリューションを顧客に提供することができ、LIDARシステムを自律輸送システム市場へ迅速に大量投入できます」

アナログ・デバイセズは25年以上にわたり、車載および輸送の安全装置用センサー技術の開発を続けてきました。最近の成果には、広いダイナミック・レンジを持つフォト・ダイオードからの電流を低インピーダンス出力の電圧信号に変換するマルチ・チャンネルTIAがあります。First Sensorも、LIDAR用のAPD(高感度ディテクタ・アレイなど)の製造に25年を超える経験と実績を有しています。APDとTIAの間の相互接続を最適化することは、達成されるノイズ・フロアと帯域幅に大きな影響を与えるため、非常に重要です。これらの2つのパラメータが改善されたLIDARシステムは、より長距離にある物体を、より高精度で検出できるようになります。

First SensorでCEOを務めるDirk Rothweiler博士は、次のように述べています。「LIDARシステムの市場は成熟しつつあり、顧客は経済的および技術的に互換性のあるソリューションへの刷新を期待しています。APDとTIAを相互に最適化させることは、この進化における次の技術的ステップです。アナログ・デバイセズとの協力関係の拡大により、弊社の顧客はLIDARレシーバーの性能向上から恩恵を受けられます」

LIDARはFirst Sensorの成長の促進要因であり、同社は利益ある成長のための戦略に沿った前方統合およびコスト・ロードマップの加速により、LIDAR向け製品の大量生産に向けた体制を整えています。

First Sensorとアナログ・デバイセズは、システム・メーカーが複合ソリューションのテストに使用できる共通評価用ボードを提供していきます。

このFirst Sensorとの協力関係は、アナログ・デバイセズのDrive360™自動運転ソリューション戦略の実現に向けた次のフェーズを示しています。ADIのDrive360技術のセットは、高性能MEMS、RF/ミリ波、フォトニクス/光学技術分野のADIのコア・コンピテンシを活用しています。これによりADIは自動車業界に包括的なソリューションを提供することができ、高度な自動運転技術のニーズに応える専門パートナーとしての貢献が可能となります。Drive360の詳細は、www.analog.com/jp/LIDARをご参照ください。

アナログ・デバイセズについて
アナログ・デバイセズは1965年の創業以来、高性能アナログで世界をリードし、さまざまな技術的課題を解決してきました。
世界にインパクトを与えるイノベーションを実現するために、私たちは最先端のセンシング、計測、パワーマネジメント、通信、信号処理技術でアナログとデジタルとの懸け橋となり、世界の動きをありのままに描き出します。
想像を超える可能性を―アナログ・デバイセズ analog.com/jp

First Sensor AGについて
First Sensorは、成長を続けるセンサー・システム市場において、工業、医療、モビリティをターゲットとして急増しているアプリケーションのニーズに応える標準製品と顧客の要望に対応したソリューションを開発、生産しています。First Sensorは十分に検証済みの技術プラットフォームをベースに、1個のチップから複雑なセンサー・システムに至るまで様々な製品を開発しています。インダストリ4.0、自動運転、医療機器の小型化などのトレンドは、今後極めて急速な成長をもたらす見通しです。First Sensorは1991年にベルリンで設立され、1999年にフランクフルト証券取引所に上場しました[Prime Standard Ι WKN: 720190 Ι ISIN DE0007201907 Ι SIS]。詳細については、www.first-sensor.comをご参照ください。

将来予測に関する記述

本リリースには、1995年米国私的証券訴訟改革法(Private Securities Litigation Reform Act of 1995)のセーフハーバー条項に該当することを意図した、将来予測に関する記述が含まれます。これらの将来予測に関する記述には、当社の現時点での期待、確信、前提、推定、予想、および当社が業務を行う業界と市場に関する予測に基づく、First Sensorと当社の提携から予想される利益、新たに開発されるLIDARソリューションの予想される利益、性能、提供時期、提供状況、顧客による採用状況、および更なるLIDAR製品の開発計画に関する記述が含まれます。本プレス・リリースに含まれる記述は将来的な業績を保証するものではなく、本質的に不確かであり、予測することが困難な一定のリスク、不確実性や前提を伴います。したがって、実際の成果と結果はこのような将来予測に関する記述に示されるものとは大きく異なる可能性があり、またこのような記述は、本プレス・リリースの日付以降のアナログ・デバイセズの予測または確信を示すものではありません。将来予測に関する記述中に記載、暗示、または予測された結果と、実際の結果との間に大きな乖離を生じさせる可能性がある重要な要因には、製品、技術、およびソリューションの設計、開発、製造、およびマーケティングの困難または遅れと、当社が米国証券取引委員会に提出した直近の報告書に記載されているその他のリスク要因が含まれます。アナログ・デバイセズは当社の将来予測に関する記述を更新する義務を負いません。








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