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日産リーフ向けにグローバルコネクティッドソリューションを商用化【日立オートモティブシステムズ/米国Airbiquity社】
日立オートモティブシステムズ株式会社(取締役社長 : 大沼 邦彦/以下、日立オートモティブシステムズ)とAirbiquity Inc.(本社 : 米国ワシントン州シアトル、President and Chief Executive Officer : Kamyar Moinzadeh/以下、Airbiquity(エアビクイティ))は、このたび両社が提供する電気自動車向けグローバルコネクティッドソリューションのプラットフォームを日産自動車株式会社(社長兼最高経営責任者(CEO) : Carlos Ghosn/以下、日産)が発売した日産リーフ向けに初めて商用化しました。
両社が共同開発したソリューションによって、日産リーフにおける情報通信技術(ICT : Information and Communication Technologyのインフラストラクチャーは開発されています。
このICTシステムによって日産リーフの所有者は、EV乗車環境の最適化に必要なデータおよび情報と常時に接続されます。
これにより日産リーフの所有者やドライバーは、バッテリーの充電や使用状況の監視、遠隔操作サービス、充電ステーションの位置確認など、EVに必須となる各種操作がたえず可能となります。本システムでは、携帯電話やスマートフォンなどから日産リーフ所有者専用ウェブサイトを通じて車にアクセスし、エネルギー使用環境をコントロールすることも可能です。
両社協力によるグローバルコネクティッドソリューションは、今後世界規模で拡大が進むEVプログラムへの対応を実現するものであり、車両通信サービスの形態において他では見出せない強い将来性を明示しているものです。
Airbiquityのpresident and CEO Kamyar Moinzadehは次のように述べています。
「Airbiquityは、日産リーフにおける高度なITシステムに対して主要なサプライヤーとして 貢献できることを誇りに思います。
日産リーフは、ゼロエミッションモビリティー時代を確立する重要な最初の一歩を踏み出したと考えています。
日立オートモティブシステムズとの連携により、今後数十年に亘るグローバルな交通環境において重要な役割を担う最新の通信技術の提供が可能となりました。」
日立オートモティブシステムズのCIS事業部 次世代テレマティクスシステム部 部長、柏山正守は、次のように述べています。
「日立オートモティブシステムズは、お客様に高度で先進的な通信技術ソリューションの提供に専心してまいります。
Airbiquityとの連携により、日産における効率向上と排出低減をおこなう環境技術に寄与し、日産リーフでのグローバル規模におよぶ通信環境の提供を可能にしています。」
日産リーフは、日本および米国で発売開始されており、2011年初めに欧州、同年後半にはカナダで発売を予定されています。
日立オートモティブシステムズについて
日立オートモティブシステムズ(株)は、(株)日立製作所の100%子会社です。
自動車部品および輸送用並びに産業用機械器具・システムの開発、製造、販売およびサービス等の事業において幅広い自動車機器システムを手がけており、エンジンマネジメントシステム、エレクトリックパワートレインシステム、走行制御システム、車載情報システムにおよんでいます。
より詳細な情報については、下記リンクをご覧下さい。
→日立オートモティブシステムズ(株) ホームページ
Airbiquityについて
Airbiquityは、車両用に進歩させたソフトウェア、通信技術、無線サービスを統合し、自動車産業の変革における最前線企業です。
同社の車両通信ソリューションは、車両をドライバーのデジタルライフスタイルに対応させる革新的なアプリケーションやサービスを提供するための柔軟な基盤をカーメーカーに提供します。
より詳細な情報については、下記リンクをご覧下さい。
→ Airbiquity Inc. ホームページ(English)
※Airbiquityは、米国Airbiquity Inc.の商標または登録商標です。