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製品の内部を3Dでスキャニングして検査、測定します!測定不可能な内部の3次元構造をデータ化して評価しμーMIM®部品をお届けします! 【日本マイクロMIMホールディングス】

2018年11月30日

製品の内部を3Dでスキャニングして検査、測定します!測定不可能な内部の3次元構造をデータ化して評価しμーMIM®部品をお届けします!
モジュール0.3以下、機械加工で量産不可な形状ギアのMIM量産可能にします!内歯ヘリカルの等級評価も対応可能です。


今回、日本マイクロMIMホールディングスでは新しく最新のX線CT装置に入替ました。測定精度は従来機よりさらなる高精度を実現し、絶対精度での内部の構造計測を実現できるCT装置です。

このX線CT装置では、X線を素材に貫通させて検査測定を行うことができるため、ワークの内部構造や欠陥の評価がさらに高精度化されます。CTの仕組みは、人体のレントゲン写真と同じく、被検査物にX線を照射し、透過したX線をイメージセンサで受光し、その強度に基づきデジタルデータへ変換を行います。そのため、金属やプラスチック、カーボン等、可視光線を通さず、内部が観測できない材質であっても、内部の測定が可能となるのです。たとえば鉄・SUS系の材料であれば15mmの深さまで貫通測定が可能となるため、μ-MIM®で製作するようなサイズ部品のほとんどの内部の様子を測定することができます。

さらに今回導入したX線CT検査システムでは、被検査物を回転させることにより、3次元のCTスキャンデータを得ることができます。すなわち、単純な外形の3次元データのみならず、通常は測定不可能な内部の3次元構造をデータ化して評価することが可能となります。したがって任意箇所の断面図の取得や、設計データ(CADデータ)との比較解析、寸法測定など数多くの検査測定を、ワークを破壊せずに測定、評価できるようになったのです。

最新X線CT装置

例えばμ-MIMにより得られた数ミリ以下の外径の内歯歯車など他の測定機器では不可能であった形状の測定が可能で、更に歯車形状に対しては新規に開発された歯車評価ソフトとの組み合わせで、規格に沿った等級を出す事が可能です。

内歯ヘリカルの評価

微小歯車評価のポイント
組込ギアの噛み合わせ評価も容易
ギア部品はモジュールが小さくなればなるほど、測定評価の難易度が増していきます。プローブすら入らない微小のギアにおいては接触式で測定評価を行うこと自体が不可能になっていくからです。また、ギアの評価においては実際に機械に組み込んだ際に噛み合わせがどうなっているか、といった点からの評価も重要になります。このような評価を行うためには、遮蔽物や形状に関係なく測定部位を観察する技術が必要で、X線CTスキャンのような装置による測定が重要となります。
他にも破断面からの画像測定では加工による変形が懸念されるような軟らかい材料や微細構造部品にも適しておりますので、是非ご相談ください。

μ-MIMによる微小ギア(モジュール0.3以下の量産)の製作、そしてこれらの測定技術による高精度の保証は日本マイクロMIMホールディングスの独自技術です。
ぜひご相談ください。








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