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「ABS一体型EPBハーネス」が 平成30年度 関東地方発明表彰「茨城県発明協会会長賞」を受賞【日立金属】

2018年10月25日

日立金属株式会社(以下、日立金属)の「ABS一体型EPBハーネス」(発明者 早川 良和、江島 弘高)が、公益社団法人 発明協会主催の関東地方発明表彰において、「茨城県発明協会会長賞」を受賞いたしました。表彰式は11月8日(木)に浦安ブライトンホテル東京ベイにて行われる予定です。

1.応募名称:
ABS一体型EPBハーネス(特許第5541331号)

2.受賞:
「茨城県発明協会会長賞」
日立金属株式会社 電線材料カンパニー 茨城工場 早川 良和
         電線材料カンパニー 茨城工場 江島 弘高

3.発明の概要:

 EPB*1ハーネスは、自動車のタイヤハウス内で車体からブレーキキャリパーまでを配線する電線です。EPBはスイッチ操作で電気的に後輪にブレーキをかける機構で、従来の機械的なレバーとワイヤーによるパーキングブレーキに置き換わる制動システムです。EPBは、機械式レバーが不要であるため運転席まわりのスペースを有効に利用できるようになることや、坂道発進においてはアクセルを踏むことでパーキングブレーキが自動解除されるため車両後退を防止できるなど、安全性・利便性の向上に大きく貢献します。

 本発明では、ノイズ対策用シールドを設けていないEPB専用ケーブルとABS*2センサー用ケーブルを共通の外部シースで被覆して一体化した複合ケーブルとすることで、ハーネスの細径化と低コスト化、屈曲耐久性(繰り返し曲げへの耐性)の向上を実現したものです。  

 本発明を適用して得られた日立金属のABS一体型EPBハーネスは、自動車の安全性・省エネ性・利便性向上に貢献しています。

<注釈>
*1 EPBは、Electrical Parking Brake(電動パーキングブレーキ)の略です。
*2 ABSは、Anti-lock Brake System(アンチロックブレーキシステム)の略です。








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