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基盤技術研究所に新研究棟「SHIMADZUみらい共創ラボ」を設置【島津製作所】

2018年9月19日

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「SHIMADZUみらい共創ラボ」外観イメージ


島津製作所は、京都府相楽郡精華町の、「けいはんな学研都市」に位置する基盤技術研究所内に、先端分析、脳五感・革新バイオ、AI(人工知能)などの研究開発を推進し、オープンイノベーションによる新しい価値の創造と社会課題の解決を目指すための新研究棟「SHIMADZUみらい共創ラボ」を設置します。

基盤技術研究所は、当社の長期的な成長に必要なコア技術の深耕や新技術の獲得、新事業創出をミッションとしており、様々な独自製品の開発に大きく寄与しています。当社の今後のさらなる成長には、世界初の技術をベースとしたソリューションで顧客や社会の課題解決に貢献していく必要があります。このためには、加速度的に革新が進むAI技術やバイオテクノロジー、センシング技術などを取り入れながら、事業の中核となる技術を高度化・多様化することが求められます。

新研究棟「SHIMADZUみらい共創ラボ」は、コア技術を深耕するための「基盤ラボエリア」と、社内外との交流や協働からイノベーションを生むための「クロスラボエリア」を基軸とし、大型機器を揃えた先端分析室やバイオ実験室を設けるほか、アイデアを素早く形にするためのラピッドプロトタイピング(高速試作)設備や、開発者がユーザーの利用シーンから新たな気付きを獲得するプレ実証の場、300人を超える規模の講演が可能なオーディトリアムなどを設置します。また、研究者や技術者が執務する居室をワンフロアとすることにより、社内外の交流をさらに活性化させてオープンイノベーションを推進します。

1度の分析から多種多様な情報を同時に取得してAIで高度に解析する”Whole Analysis”技術の確立を通じたバイオマーカー探索や新規マテリアル評価、Organs-on-a-chip(生体機能チップ)技術を用いた医薬品候補物質の評価、脳五感機能の計測に基づく軽度認知症に対する介入効果測定やニューロマーケティングへの応用などに取り組むことで、”人の健康”や”安心・安全な社会”、”産業の発展”への貢献を目指します。これらの研究開発を推進するため、現在160人の研究員を2030年には2倍に増やす計画です。

【新研究棟の概要と計画】
・名称:「SHIMADZUみらい共創ラボ」
・建設場所:京都府相楽郡精華町光台3丁目9番地4(島津製作所 基盤技術研究所内)
・建物仕様:地上4階建(延床面積:約15,000㎡)
・着工:2019年7月予定
・竣工:2020年8月予定
・設備投資総額:既存設備の改修等も含めて総額約86億円


「SHIMADZUみらい共創ラボ」エントランスのイメージ








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