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建設・土木工事現場の生産性向上「i-Construction」関連事業の拡大を目指す 最新技術の実用化研究と営業・生産体制の強化を図る【パスコ】
2018年8月28日
株式会社パスコ(代表取締役社長:島村 秀樹、本社:東京都目黒区/以下、パスコ)は、拡大す る ICT を活用した建設・土木工事現場の生産性向上「i-Construction(アイ コンストラクション)」関 連市場において、最新技術の投入と、“社内体制の強化”、“サービスの充実”を図り、事業の拡大 を目指します。
建設分野では、労働人口の減少や高齢化の進展などにより、生産性向上が大きな課題となって います。そのため、国土交通省では、3 次元測量データや ICT 建機などを活用して建設生産システム全体の生産性向上を目指す取り組み「i-Construction」を 2016 年度から開始しています。
初年度となる 2016 年度は、大規模土工に限定されてスタートした「i-Construction」は、2017 年 度に、土工の対象工事規模を引き下げ、舗装・港湾浚渫などへ対象工種を拡大、2018 年度には、 維持管理分野、建築分野、河川浚渫、港湾基礎工などの工種へ拡大しています。
今後、ますます拡大する市場ニーズに対応するため、最新の測量・計測技術の実用化研究とサ ービスの充実を図るとともに、社内の営業・生産体制の強化を図ってまいります。
■最先端の測量・計測技術の実用化研究
地上レーザー計測システムやドローンを活用した 3 次元測量が主流となる状況において、あらゆ る現場環境に対応できる最新技術(MMS:モービルマッピングシステム)の実用化研究に取り組ん でいます。
① 悪路でも走行可能な MMS
高圧線などの障害物や強風などにより、ドローンの飛 行が困難な工事現場でも、効率的に高精度な 3 次 元測量ができる計測手法の実用化研究。未舗装の 現場でも走行可能な専用車両に搭載したレーザー 計測システムによる 3 次元計測の実用化研究を進め ています。
② トンネル内部でも計測可能な MMS
可搬型 MMS を、軌道上を移動する台車(トロッコ)に 搭載して走行しながら、トンネル内空の 3 次元計測を 行う計測手法の実用化研究を進めています。
■ パスコの「i-Construction」事業拡大施策 今年度(2018 年度)より、以下の施策を実行し、拡大する市場ニーズに対応して行きます。
① 営業体制の強化
全国に散在する工事現場のニーズに対応するため、全国 7 拠点に専門担当を配置、各都 道府県に所在する営業拠点を窓口に、全国のニーズを吸い上げ、対応する体制を 2018 年 度期首から本格化しています。
② 生産体制の強化
全国 7 拠点に分散していた処理(生産)体制を、沖縄の空間情報処理センターに集約し、 2018 年度末までに集中処理の体制を整備。2019 年度からは、RPA や AI 技術を使った自動 化処理の実装を目指します。
③ 優れたサービスを保有する企業との連携を強化
現在、西尾レントオール株式会社、株式会社日立システムズ、JUAVAC(一般社団法人日本 UAV 利用促進協議会)との協業を実現、今後、さらにパートナー網の拡充を図ってまいりま す。
<2016 年 5 月 30 日>
土木工事現場の生産性向上に向けたドローンの活用サービスを開始
https://www.pasco.co.jp/press/2016/download/PPR20160530J.pdf
<2018 年 8 月 24 日>
日立システムズとパスコがドローンによる 3 次元測量作業を支援
https://www.pasco.co.jp/press/2018/download/PPR20180717J.pdf
<2018 年 8 月 27 日>
JUAVAC、i-Construction に準拠した高度ドローンオペレータを全国規模で育成
http://www.juavac-droneschool.jp/2018/08/27/news/
上記の取り組みにより、多くの建設・土木工事現場で、確かな 3 次元測量成果を上げるため のノウハウを提供するとともに、高度な航空測量技術を持つドローン操縦者の育成にも貢献 し、建設・土木工事現場の生産性向上に努めます。
■ 本件に関するお問い合わせ先 株式会社パスコ https://www.pasco.co.jp/ (報道機関) 広報部 TEL:03-3715-1048 (お 客 様) カスタマーセンター TEL:0120-494-800 お問い合わせフォーム https://www.pasco.co.jp/contact/
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