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難関のドイツに挑んだ 2 台のシトロエン C3 WRC【プジョー・シトロエン・ジャポン】

2018年8月24日


2018 年の世界ラリー選手権(WRC)に C3 WRC で参戦するシトロ エン・レーシングは、8 月 16 日〜19 日にかけて開催された第 9 戦 ドイツに参戦し、マッズ・オストベルグ/トルステイン・エリクセン組は リタイアを喫してしまいましたが、クレイグ・ブリーン/スコット・マー ティン組のシトロエン C3 WRC が 7 位完走を果たしました。運に恵 まれないラリー展開となってしまいましたが、そのなかでも好タイム を何度もマークし、C3 WRC のポテンシャルの高さを証明しました。


ラリーの展開
2017 年の同大会で 2 位フィニッシュを飾っているシトロエン C3 WRC は、今年も高いレベルのパフォーマンスを 発揮しましたが、残念ながらその速さを上位リザルトに結びつけることはできませんでした。

クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン組は、金曜日から苦難に直面することになりました。ブリーンのスタート順 は 10 番手。その頃には、先行するマシンが路肩から掃き出した泥や砂利が路面の走行ラインを覆ってしまい、非 常に滑りやすいなかで走らなければなりません。さらに SS3 では、突然降り出した豪雨に見舞われて大きくタイム をロスしてしまいます。トップグループでこの不運に遭ったのはブリーンと数人のみ。このハプニングを乗り越え、ブ リーンは金曜日を 8 番手で終了することになります。一方のオストベルグにとっては、C3 WRC で初めて挑むター マックラリー。オストベルグは SS3 ではスピンを喫したほか、午後にはエンジンのマイナートラブルにも見舞われ ましたが、手応えを探りつつ金曜日を 11 番手でまとめました。

この週末最大の山場と見られていた土曜日、バウムホールダーの軍事施設を走行するふたつの SS は特にバン ピーなコンクリート路面でしたが、ブリーンはここで勢いを取り戻します。SS11 では見事に SS ベストタイムを獲得 したほか、好タイムを連発。総合 6 番手に順位を上げて、上位ドライバーにプレッシャーを与えていましたが、この 日最後の SS でミスを喫してしまいます。このため、オストベルグのすぐ後ろ、総合 10 番手まで後退。そのオスト ベルグは、SS11 では上位陣に肩を並べる SS3 番手タイムも刻みました。

最終日の日曜日、最初の SS16 ではオストベルグがコースオフを喫してしまい、リタイア。一方、ブリーンは土曜日 に得ていた好感触をすぐに取り戻し、7 位でフィニッシュを果たしました。ボーナスポイントの得られるパワーステー ジでは、トップタイムをマークした WRC5 連覇王者のセバスチャン・オジエに 4.2 秒差の SS4 番手タイムでフィニ ッシュ。ボーナスポイント 1 点を獲得しました。

チームコメント
 ■マッズ・オストベルグ 「SS16 の最初の左コーナーでオーバーステアになり、ワイドになって茂みに突っ込んでしまいました。この衝撃で 冷却システムにダメージを負ってしまい、走行を続けることができなくなりました。残念ですが、それでも今回の経 験からポジティブな要素を得ることもできました。徐々にペースを上げていくことができましたし、ターマックでのこ のマシンの知識が不足している中で、まずまずのタイムを出すこともできたと思っています」

 ■クレイグ・ブリーン 「ラリーの 4 日間を通じて最高のライバルたちと競い合いたいと思っていたので、金曜日に雨が降ったことと、土曜 日の自分のミスが残念です。でも、アクシデントを乗り越えて土曜日を走り切ることができましたし、最終日もマシ ンのフィーリングはとてもよかった。トルコでは、自分の最高の走りでいいリザルトを全力で目指していきます。トル コは、誰にとっても初めてのラリーになるので、現実的にチャンスがあるはずです」








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