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業界初の8GHz帯域、最大5Gポイントの 12ビット・オシロスコープを発表【テレダイン・レクロイ・ジャパン】

2018年5月15日

業界初の8GHz帯域、最大5Gポイントの12ビット・オシロスコープを発表
特別が当たり前に変わる─12ビットのWavePro HDオシロスコープ登場

テレダイン・レクロイ・ジャパン株式会社(代表取締役 原 直)は、本日、12ビット高分解能HD4096テクノロジと8GHz帯域を組み合わせ、ローノイズで卓越した信号忠実度を実現するWavePro HD高分解能オシロスコープを発表しました。更にWavePro HDオシロスコープは業界初めてとなる最大5Gポイントのロングメモリを搭載し、長時間に渡る波形を非常に精緻にとらえることができます。詳細解析ができる多くの強力なアプリケーション解析機能は圧倒的なハードウエアの性能を最大限に活かし、様々なアプリケーションにおいて多くの有益な情報を提供いたします。

現在開発が進んでいる小型で高速、低消費電力の携帯機器およびハンドヘルド機器、高速で高度に集積された組み込みコンピュータ・システム、データセンター技術は全て、アナログセンサ入力、非常に低電圧の電源レールを備えた外乱の影響を受けやすい電源供給ネットワーク(PDN)、高速CPUとシリアルデータインターフェイスを持つことを特徴としています。こうした機器の包括的なシステム・デバッグを容易にするためには、高いサンプリング速度、高い垂直分解能、低いノイズ、広い帯域幅、および非常に長い信号捕捉時間といった今までにはなかった組み合わせを同時に実現するオシロスコープが必要となります。WavePro HDオシロスコープは、15.6インチ、1900×1080ピクセルの静電容量式タッチスクリーンとテレダイン・レクロイの強力なOneTouch MAUIユーザ・インターフェイスを搭載し20GS/S、HDO4096 テクノノロジによる12ビット分解能、低ノイズ、最大8GHzの帯域幅、最長5Gポイントを同時に実現、開発をサポートいたします。

8GHz帯域幅、HD4096テクノロジに対応した新チップセット
WavePro HDの心臓部には、低ノイズの入力増幅器と12ビットADCを含む新規に開発した8GHzチップセットが用いられています。このチップセットは、刷新された低ノイズ、広帯域なシステム・アーキテクチャと緊密に統合されることにより、業界で初めてとなる8GHz、12ビット・オシロスコープを実現させました。 競合製品は、単純に8ビットの信号パスをそのままにしてADCを10ビットまたは12ビットに置き換えたり、ソフトウェア技術を使用して帯域を犠牲にしてより高い分解能を実現したりしていますがWavePro HDのHD4096テクノロジは、妥協することなく全帯域で最高の分解能と最低のノイズレベルを提供します。

次世代ロングメモリ・アーキテクチャ
WavePro HDの次世代信号捕捉およびメモリ・マネージメント・アーキテクチャにより、5Gポイントロングメモリを実現しただけではなくロングメモリ補足時でも高速で、操作に素早く反応する事ができます。それと同時に、WavePro HDに搭載のOneTouch MAUIユーザ・インターフェイスを使用すると、希望する波形部分を簡単に見つけだし、完全に解析することができます。最長5Gサンプル可では20GS/sのサンプリング速度で250msもの長さの信号を捕捉できますが、分解能は常に12ビットを実現しています。

業界最高レベルの組み込みコンピュータ・システムのデバッグ
WavePro HDは、高分解能アナログ入力とミックスド・シグナル・オプション(MSO)を組み合わせて、アナログセンサ、デジタルロジック、電源レール、シリアルデータやその他の多様な信号を同時に捕捉することができます。標準的な解析ツールにシリアル・データ・トリガ/デコードやパラメータ表示/グラフ、およびアイパターン(TDME)の各オプションを追加することにより、その機能を補強することができます。 したがって、WavePro HDは、電源供給ネットワーク(PDN)信号、アナログセンサ入力、ロジック回路のデジタル信号、およびシリアルデータのメッセージを含む、低速から高速までの多様な信号を業界最長のロングメモリで捕捉し、問題の原因解析を行うことができます。テレダイン・レクロイの強力な詳細解析ツールボックスと高速シリアルデータのジッタ解析、プロトコル・コンプライアンス・テストのためのツール群を組み合わせると、高度に集積された組み込みコンピュータ・システムをワンタッチ操作で簡単にデバッグ/解析する事が可能です。

比類なきパワー・インテグリティ検証
WavePro HDの広い帯域と高い垂直分解能は、オンダイとシステムのPDN動作の測定と解析に理想的です。WavePro HDには、グランドバウンスなどの高速オンダイ効果の正確な評価ができる広い帯域と、電源レールの瞬間的な電圧低下を高い信頼性で捕えることができる広いダイナミックレンジと0.5%のゲイン精度が備わっています。超低ノイズフロアとスペクトラム・アナライザ・オプションを組み合わせることで、最も微妙なPDNアグレッサを抽出して識別することができます。
RP4030 4GHz電源レール・プローブを使うことで、多様な接続リードセットと低ノイズの信号パスが組み合わされて、WavePro HDが比類なきパワー・インテグリティ検証を実現させます。

パルスの評価 (EMC/EMI) EMCのラボにおいて、WavePro HDは卓越した正確なパルス特性評価のために、2.5 GHzまたは4 GHzの帯域で、非常に高いサンプリング速度と高い分解能を提供することが可能です。それと同時に、テストベンチにおいてシステム設計者は高レベル電磁環境内でEMIソースを識別する必要があります。 WavePro HDの非常に低いノイズレベルと直感的なスペクトラム解析機能を組み合わせることで、強力な干渉探知ツールとなります。

シリアルデータのジッタとノイズを分析
シリアルデータ解析においてもWavePro HDが持つ12ビット分解能、低いノイズフロアと非常に低いタイムベースジッタ(60fs)は、ジッタとノイズ測定において大きな利点をもたらします。オプションのSDAIII CompleteLinQパッケージには業界で最も完全なシリアルデータのジッタおよびノイズ解析ツールが含まれています。さらにオプションのQualiPHYシリアル・データ・コンプライアンス試験パッケージを使えば、各規格の物理層の検証を簡単に実施する事が可能です。

8GHzをサポートするProBus2インターフェイス
WavePro HDには、新しい8GHz、BNC互換ProBus2プローブ・インターフェイスが装備されています。新しい8GHzと6GHzのProBus2プローブは、WavePro HDに直接接続できますが、他のテレダイン・レクロイのオシロスコープに装備された4 GHzの ProBusインターフェイスにも接続することが可能です。さらに、ProBus対応のプローブは、アダプタなしで新しいProBus2インターフェイスに接続することができるので、テレダイン・レクロイの幅広い既存のプローブ群を使用することが可能です。

オーダー・インフォメーション

WavePro HDシリーズ 製品ページ

【Teledyne LeCroy Inc.について】
Teledyne LeCroy Inc. は最先端の測定、解析用途の計測機器を製造、販売しています。Teledyne LeCroy Inc.が提供する高性能のデジタル・オシロスコープおよびシリアル・データ・アナライザ、プロトコル・アナライザは幅広い分野の電子設計技術者に利用されています。Teledyne LeCroy Inc.はニューヨーク州チェストナットリッジに本社を置いています。詳細については、こちらhttp://teledynelecroy.com をご覧ください。なお、製品の仕様や発表内容は、予告なく変更されることがあります。

【この製品に関する問い合わせ先 】
テレダイン・レクロイ・ジャパン株式会社
〒183-0006 東京都府中市緑町3-11-5
マーケティング・センター
Tel:042-402-9400(代表) Fax:042-402-9586
Email:contact.jp@teledynelecroy.com
http://teledynelecroy.com/japan/








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