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インテルの技術が日産自動車の次世代車載情報通信システムに採用と発表【インテル コーポレーション】

2012年4月6日

インテル コーポレーション
インテルの技術が日産自動車の次世代車載情報通信システムに採用と発表
~ 新たなドライブ体験を実現する新機能の開発で協力 ~

<ご参考資料>
* 2012年4月5日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳です。

ニュース・ハイライト

インテル® Atom™プロセッサーが、日産自動車の次世代車載情報通信システム(IVI)に採用、2013年より生産開始する新型車へ搭載
インテルと日産自動車は、斬新で革新的なドライブ体験を実現する研究開発で協力
車内の民生機器とクラウド・サービスの統合で実現する利点を共同で実証

インテル コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長 兼 最高経営責任者:ポール・オッテリーニ、以下、インテル)は本日、日産自動車㈱(本社:神奈川県横浜市、社長 兼 最高経営責任者:カルロス・ゴーン、以下、日産)が2013年より生産開始する新型車の次世代車載情報通信システム(IVI)に、インテル® Atom™プロセッサーが搭載されると発表しました。ツイン・ディスプレイの革新的なIVIシステムは、本日、ニューヨーク国際自動車ショーにてゼロ・エミッションの高級コンセプトカー「インフィニティ LE」に搭載され発表されました。インフィニティは、日産自動車の高級車ブランドです。

インテル コーポレーション インテル アーキテクチャー事業本部 副社長 兼 インテリジェント・システム事業部長のトン・スティーンマンは、「ITと自動車は日常生活の必需品であり、これらを一体化することによって、本当の意味で相互に接続された、モバイル・ライフスタイルを実現することができます。インテル® Atom™プロセッサーの性能によって、日産は安全な方法で、ドライバーと同乗者に情報やエンターテインメントを同時に提供し、さらに楽しいドライブ体験を実現する可能性を広げます」と述べています。

日産はインテルをテクノロジー・パートナーに選定し、安全を維持しながら、ドライバーや同乗者に車内で情報やエンターテインメントを提供し、生産性を維持できる豊かなドライブ体験を共同開発します。業界をリードするツイン・ディスプレイによって、ドライバーは重要な交通情報やナビゲーションを確認し、同時に映画などのエンターテインメントを同乗者に提供することができます。

日産自動車㈱ 執行役員副社長でインフィニティ事業部 責任者のアンディ・パーマーは、「インフィニティ LEには、スマート・ホスピタリティーの考え方が実現されています。インテルのテクノロジーを搭載して開発されたツイン・ディスプレイの画期的な機能によって、適切な場所でタイムリーにドライブ関連情報を提供することができます」と述べています。

今回の製品開発には、車載アプリケーションのカスタマイズ、あるいは車とモバイル機器との接続性の強化を実現するためのインテル・ラボとの共同研究などが含まれており、インテルと日産の長期にわたる協力関係をもとに行われました。ユーザー視点から研究開発を進める両社には共通点も多く、自動車業界の知識やドライバーのニーズを理解している日産と、ハードウェアおよびソフトウェアのコンピューティングに関する専門知識や民生機器業界における豊富な経験を有するインテルが協力することによって、ドライバーや同乗者の新しい体験を創出しようとしています。

両社の共同研究は、モバイル機器と車との融合、クラウド・サービス、スマートフォンを活用した車載ビデオ監視や車へのアクセス・制御など、複数の領域に及びます。例えば、すでに車に搭載されているカメラやセンサーと車載ネットワークを使用して、駐車場で他の車に衝突された時などにスマートフォンで車の所有者に通知することができます。また、近距離無線通信(NFC)やバーコードを利用して車とスマートフォンを関連付け、安全性の高いバーチャル・キーとして利用し、遠方からでもキーレスエントリーが可能になります。

今回の発表は、インテルが進めるコネクテッド・カーの取り組みの一環として行われるものです。インテルは、インテル キャピタルによる 1億ドルのコネクテッド・カー基金の設立やドイツ・カールスルーのオートモーティブ・イノベーション&プロダクト・デベロップメント・センターの新設、車載情報通信システム(IVI)に焦点をあてた学術支援プログラム、インテル・ラボのインタラクション・エクスペリエンス・リサーチ部門(IXR)における自動車分野の研究など、コネクテッド・カーの実現に向けた取り組みを進めています。

インテルについて

インテルは、革新的なコンピューティング技術で世界をリードする企業です。インテルは、仕事や生活で利用される様々なコンピューティング機器の基礎となる重要な技術を開発しています。インテルに関する情報は、http://www.intel.co.jpで入手できます。

* Intel、インテル、Intelロゴ、Intel Atomは、米国およびその他の国におけるIntel Corporationの商標です。
* その他の社名、製品名などは、一般に各社の表示、商標または登録商標です。


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