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ロシアの大型産業用ドローンのSKYF、日本のカーシエル株式会社と共同開発契約を締結【カーシエル】
2018年4月3日
すでに実用段階であるSKYFドローンを開発するARDN Technology社(ロシア)は航空宇宙防衛コンサルタンティングファームであるカーシエル株式会社(日本)と共同開発契約を締結しました。
両社は共同で高層ビルの建設及び消防におけるSKYFドローンのアプリケーション開発に取り組みます。
SKYFドローンは”ハルク”とも呼ばれる重貨物向けに特化した産業用ドローンで最大400kgの貨物運搬、最長350kmの運航が可能です。SKYFは農薬世界最大手のSyngenta社やロシア郵便事業などをクライアントとし、既に一部テストフライトを成功させています。
さらに2018年からはSKYFchainという世界初のBtoR (Business to Robots)ドローンオペレーティングプラットフォームの開発を進めています。
SKYFchainはブロックチェーンに基づくスマートコントラクトを活用することでドローン管理者、クライアント、規制当局などの市場参加者間における利用契約、許認可手続きの自動締結、自動実行を実現します。
SKYFchain: www.skyfchain.io
カーシエル株式会社は宇宙航空防衛分野で最先端の技術を持つ欧米企業と提携し、国内企業へのコンサルティングを行っており、本田技術研究所や川崎重工業など業界大手をクライアントとしています。さらに内閣府のオープンイノベーション2017にも採択され、同府の認定企業となっています。
カーシエル株式会社: http://www.carciel.com/
ARDN Technology社 CEOであるアレクサンドル・ティモフェエフ氏によると
「カーシエル株式会社のエキスパートたちと共に製品を改良することで日本のクライアントの実際の要件を満たすことができます。現時点では、超高層ビルにおけるクレーンの代わりに使用されるドローンビルダーや、市街密集地における消火活動のためのドローンアプリケーションに取り組んでいます。SKYFの貨物ロボットは、既にテストフライトに成功しています。しかし新しいSKYFのアプリケーションを提供するには、更なる研究開発とテストが必要になります」
カーシェル株式会社の代表取締役社長である安藤浩平氏は次のように述べています。
「私たちは日本の大企業や多くの省庁からの要請に応じて、1年以上にわたって適切な技術を探し求めてきました。SKYFの大型ドローンは優れた特徴を持ち、日本で大きな需要があるでしょう」
カーシエル株式会社はSKYFを日本国内の関連当局や企業に紹介する予定です。このコラボレーションにより新しい様々な技術的なアプリケーションが加わり、日本におけるSKYFのプロモーションにおける商業的な必要性も決定されるでしょう。カーシエル株式会社とSKYFは高層ビルの消火活動や建設分野でのUAC(Unmanned Aerial Carrier)としてSKYFを使用するために認証手続きを取る計画です。
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