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2012年モータースポーツ活動計画【横浜ゴム】

2012年3月23日

横浜ゴム㈱は2012年のモータースポーツ活動計画を発表した。ヨコハマタイヤ事業のグローバル展開の一環と位置づけ、国内外での幅広いモータースポーツ活動を通して、ヨコハマタイヤの認知度向上を図っていく。また、自動車産業およびモータースポーツマーケットの成長発展・活性化に貢献していく。

主な活動計画は以下の通り。

FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)

「WTCC」には2006年からオフィシャルタイヤサプライヤーとしてワンメイク供給を開始、2010年からは環境性能を高めながら優れたグリップ力を発揮するADVANエコレーシングタイヤを供給している。今年は全12大会24戦が行われ、5回目となる日本ラウンドは昨年に引き続き、鈴鹿サーキット(東コース)で開催される。

マカオ・グランプリ(中国)

1983年から30年連続で、マカオ・グランプリのメインカテゴリーである「フォーミュラ3」クラスにワンメイク供給する。またWTCCをはじめ、併催されるそのほかのカテゴリーにおいても多数の車両がヨコハマタイヤを装着する。

FIA F2選手権

本選手権の単独サプライヤーとしてADVANエコレーシングタイヤを供給する。同選手権はFIA公認レースとして2009年から開催されており、 F1レーシングチームのウィリアムズ・グランプリ・エンジニアリングが設計した同一マシンで競う。

インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ(IRC)

昨年、ADVANラリータイヤを装着した「SUBARU WRX STI R4」でプロダクションカップのチャンピオンを獲得した新井敏弘選手が、2012年は「トミマキネンレーシング」から新チームメートのJarkko Nikara選手と共に参戦し、チャンピオン連取を狙う。

SUPER GTシリーズ

日本で最も人気のあるSUPER GTシリーズには、GT500クラスに「D’station ADVAN GT-R(KONDO RACING)」、「WedsSport ADVAN SC430(LEXUS TEAM WedsSport BANDOH)」の2台を擁しチャンピオン奪取を賭け参戦する。海外のスーパーカーと日本のGTカーが鎬を削るGT300クラスでも多くのチームにADVANレーシングタイヤを供給し、昨年に引き続きチャンピオン連取を狙う。

全日本ラリー選手権

「ADVAN PIAA LANCER(ADVAN PIAA Rally Team)」を駆る奴田原文雄選手を擁し、JN4クラスのチャンピオン奪還を狙う。そのほか「CUSCO Racing」をはじめ、多くのチームにADVANラリータイヤを供給し、各クラスでのチャンピオン獲得を狙う。

全日本ジムカーナ選手権

「ADVAN A050」と「ADVAN NEOVA AD08」の高性能を武器に8クラスチャンピオンを獲得した昨年以上の高成績を目指す。

全日本ダートトライアル選手権

ADVANラリータイヤを使用し、より多くのチャンピオン獲得を目指す。

全日本F3選手権

昨年に引き続き、国内外のトップドライバーが鎬を削る全日本F3選手権にADVANレーシングタイヤを供給する。

スーパー耐久シリーズ/そのほかのレース

「スーパー耐久シリーズ」にADVANエコレーシングタイヤをワンメイク供給する。同シリーズは今年からGT3クラスが新設され注目されている。フォーミュラ・カテゴリーでは「スーパーFJ」にADVANレーシングタイヤをワンメイク供給する。これにより「スーパーFJ」「F3」とミドル・フォーミュラに幅広くタイヤ供給する。

ヨーロッパ

ニュルブルクリンクで開催される耐久レース・シリーズ「VLN(全10戦)」、「ニュルブルクリンク24時間レース」および「スパ・フランコルシャン24時間レース」において、「Black Falcon(Mercedes-Benz SLS AMG GT3)」や「Aston Martin Racing(Aston Martin Vantage GT3)」などの有力チームにタイヤを供給し総合優勝を狙う。ワンメイク供給では「ドイツF3選手権」に加え、40台以上の参加台数を誇るドイツ最大のGT選手権「ADAC GT Masters」をサポート。また「欧州ツーリングカー選手権(ETCC)」をはじめ、ロシア、スカンジナビアで行われる各国のツーリングカー選手権にADVANエコレーシングタイヤを供給する。

北米/中南米

アメリカでは「アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)」のGTクラスに「Alex Jobs Racing(Lotus Evora)」と共に参戦しチャンピオンを狙う。同シリーズのGTCクラスのほか、「IMSA GT3カップ・チャレンジ(アメリカ)」、「ポルシェGT3カップ・チャレンジ(ブラジル)」にもADVANエコレーシングタイヤをワンメイク供給する。SUV用タイヤの「GEOLANDAR(ジオランダー)」ブランドで「バハ1000」をはじめオフロードレースにも参戦する。また、今年90回目を迎える「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」にもチーム・ヨコハマ・EV チャレンジとして引き続き挑戦する。

アジア/大洋州

中国では2010年からADVANエコレーシングタイヤをワンメイク供給している「中国ツーリングカー選手権(CTCC)」に加え、「Formula Pilota」にタイヤ供給する。また、マレーシア、日本、マカオを転戦する「GT ASIA」シリーズのワンメイク供給を行う。ラリー・カテゴリーでは「アジア・パシフィック・ラリー選手権(APRC)」において「PERTAMINA CUSCO RACING」をはじめ、多くのチームにタイヤ供給しチャンピオン獲得を狙う。また「マレーシア・ラリー選手権」など各国の選手権でもチャンピオンを狙う。耐久レースでは、昨年、横浜ゴムのサポートチームが総合優勝した「Malaysia Merdeka Endurance Race(MMER)」に参戦し連覇を狙う。オーストラリアではピックアップトラックレースシリーズ「V8UTE」にADVANエコレーシングタイヤをワンメイク供給する。

カートレース

国内では昨年に引き続き「全日本カート選手権」のKF1部門に参戦する。また「ジュニアカート選手権」のFP-ジュニア・カデット部門にも引き続きワンメイク供給を行う。海外では「アジア・カーティング・オープン選手権」へのワンメイク供給を継続。またフィリピン、インドネシアなどのサーキットレースに向けて幅広くタイヤ供給を行っていく。

今年も世界各国でのヨコハマタイヤ装着チームの活躍を支えていくとともに、レース活動で得たデータを市販タイヤ開発に活かしていく。なお、レース情報は横浜ゴムのモータースポーツサイト(http://msj.advan.com)で随時更新していく。

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