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世界でもっとも有名なマウンテンレースに参戦する電気自動車のレースカーを開発【フォルクスワーゲン グループ ジャパン】
2017年10月19日
● 伝説的なパイクスピーク(米国)で新記録達成を目指す
● 未来のテクノロジーを搭載したエレクトリック プロトタイプ
● 約30年振りにこのレースに復帰
ウォルフスブルグ(独) −
未来のテクノロジーでモータースポーツに新たに挑戦。フォルクスワーゲンは、世界でもっとも有名なマウンテンレースのために、電気自動車のレースカーを製作しています。4輪駆動のこのプロトタイプは、2018年6月24日に米国コロラド州で開催されるパイクスピーク国際ヒルクライムレースに参戦します。その目標は、電気自動車の新記録を達成することです。フィニッシュラインの標高は、4,300mです。この新しいモータースポーツプロジェクトは、電気自動車で世界をリードするという、フォルクスワーゲンの変革プロセスの一環として行われます。フォルクスワーゲン ブランドは、2025年までに23車種の電気自動車を発売する予定です。
「パイクスピークヒルクライムは、 世界でもっとも有名な自動車レースの一つです。このレースは、私たちにとって大きなチャレンジであり、今後搭載されるテクノロジーの能力を証明するまたとない機会です。」と、開発担当取締役のDr. フランクヴェルシュは述べています。「私たちの電気駆動のレースカーは、革新的なバッテリーと駆動テクノロジーを搭載しています。パイクスピークにおける究極のストレステストは、今後の開発に役立つ重要な発見をもたらし、私たちの製品とそのテクノロジーを人々に紹介するものです。」
レースカーは現在、フォルクスワーゲン モータースポーツが、ウォルフスブルグの技術開発部門との密接な協力の下で製作しています。
「パイクスピークでのレースは、私たちにとって、新たなスタートとなるもので、今回初めて、電気自動車のレースカーを開発しています。」と、フォルクスワーゲン モータースポーツでディレクターを務めるスベン スメーツは述べています。「また、このプロジェクトは、新しいモータースポーツ活動の重要なマイルストーンともなるものです。私たちのチームは、この壮大な チャレンジに、文字通り電気が走るくらい興奮しています。」
フォルクスワーゲン モータースポーツがパイクスピーク マウンテンレースに 最後に参戦したのは1987年のことです。当時は、ツインエンジンを搭載したGolfでレースに挑みましたが、惜しくもフィニッシュするには至りませんでした。「今回は、リベンジする絶好の機会です。」と、スメーツは続けています。
「雲へ向かうレース」という別名でも知られるパイクスピーク国際ヒルクライムレースは、1916年からコロラドスプリングス近郊のロッキー山脈で開催されています。コースの全長は19.99kmで、標高4,300mの頂上まで、標高差1,440mを一気に駆け上がります。電気駆動プロトタイプクラスにおける現在の記録は、2016年に米国のドライバー、リース ミレン(e0 PP100)が達成した8分57秒118です。
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