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車内自動放送システムと運行データ記録システムを受注【日本電気】

2012年3月2日

NEC、香港においてバスの運行業務を効率化する
車内自動放送システムと運行データ記録システムを受注

NEC香港有限公司(以下、NECHK)は、香港Citybus有限公司(以下、Citybus)及び新世界第一バス服務有限公司(以下、NWFB)から、車内自動放送システム(Automatic Bus Stop Announcement、以下ABSA)と運行データ記録システム(Data Logger System、以下DL)を受注しました。この2つのシステムは、Citybusのバス約180台と、NWFBのバス約700台へ搭載される予定です。

車内自動放送システム及び運行データ記録システムはGPS、走行距離信号と、香港独特の地理環境(狭い道や、高いビル)によるGPS信号の誤差をなくす”snap-on-route”技術を活用しています。

バスには、LED表示パネル、制御装置および送受信器を設置します。運転手が出発点で路線情報を入力するだけで、ABSAは自動的に動作し、その後の手動操作は不要となります。また、運転手は位置情報を自動的に取得でき、運転の負担が軽減されます。

ABSAのLEDパネルには中国語と英語の両方で行き先が表示され、アナウンスは、広東語、英語および中国普通語(共通語)で行われます。次の停留所へ到着するまでは到着予定のバス停名を、バス停を出発した際は、次のバス停名をLEDで表示し、車内放送も自動的に行います。

制御装置は、運行した終日の路線および速度を記録することができます。バスが車庫に戻る時、関連データはWi-Fiによってサーバーにアップロードされ、また、デジタル地図で運行履歴を確認することも可能です。さらに、放送内容とソフトウェアのアップデートもWi-Fiによってバスに搭載した制御装置にダウンロードするだけで実現します。

NECHKは2007年から、交通・運輸業向けに「車隊管理」(Fleet Management)システムの開発と市場開拓を始め、現在香港およびマカオで事業展開をしています。このたびの受注は、CitybusがGPSを利用する香港で最大規模の公共交通機関となった2011年の760台のバスへのABSA納入に続くものです。

NECHKは引き続き、香港・マカオにおける交通・運輸業者の業務効率化と顧客サービスの向上に貢献していきます。


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