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コンチネンタルの最新テクノロジー:安全でクリーン、アフォーダブルでストレスフリーなモビリティに向けて【コンチネンタル・オートモーティブ】

2017年9月13日

IAA 2017:
自動運転および自律走行 – 未来のストレスフリーな都市部におけるモビリティに向けた開発プラットフォーム
 CUbE、コンセプトカーBEE
電動化 – AllCharge充電技術、高効率駆動コンポーネント、スーパークリーン・ディーゼルハイブリッド
コネクティビティ – 未来のコックピット、インテリジェントドア

本年のフランクフルト国際モーターショー(IAA)において、コンチネンタルは安全、クリーン、アフォーダブルでストレスフリーな移動に焦点を合わせています。テクノロジーカンパニーは、「Making Mobility a Great Place to Live(モビリティを素晴らしい居住空間に)」をスローガンとして定め、IAAに出展します。(ホール5.1、A08)本モーターショーにおいて、コンチネンタルは「運転支援と自動運転」、「電動化」、「コネクティビティ」の3つのイノベーション分野における最新ソリューションを紹介します。展示ブースは大きなシティプラザの3つの散歩道を模しており、来場者はこのイノベーションの散歩道をゆっくりと進むことができるようになっています。広場では、対話形式のプレゼンテーションによって、未来のストレスフリーな都市部のモビリティを疑似体験することができ、屋外会場で開催されるNew Mobility Worldエリアでは、ボタン操作ひとつでできる自動駐車の体験も可能です。

「20世紀、自動車交通に対する需要が、都市と人間の生活空間のあり方を大きく左右しました。21世紀、人々の需要が再びモビリティの焦点となり、その需要は未来のクルマにも見られます。そこでは、クルマを仕事場やリビングルームのように使い、今までにない新しい、完全なる個人空間が車輪の上に作り出されるのです。コンチネンタルのソリューションで、インテリジェントでつながるモビリティが切りひらく新たなデザインの機会をお見せしたいと考えています」。本モーターショーに先立ち、コンチネンタルのCEOエルマー・デゲンハート(Dr. Elmar Degenhart)はこのように述べました。


ミツバチのように考え抜かれた群行動によって、BEEは都市部環境におけるモビリティの一部となります。

イノベーションの流れ「運転支援・自動運転」:都市部に向けたソリューション

対話形式のプレゼンテーションで、コンチネンタルの開発チームは、安全でクリーン、インテリジェントに接続されたアフォーダブルな未来のモビリティを視覚化しました。仮想現実VRグラスをかけると、車両コンセプトBEEの体験も可能です。BEEは、Balanced Economcy and Ecology mobility concept(経済性とエコロジー性を両立するモビリティコンセプト)の略です。また、BEEは英語でミツバチを意味しますが、ミツバチのように考え抜かれた群行動によって、BEEは都市部環境におけるモビリティの一部となります。大人1名または2名向け用に設計された、ストレスフリーで、快適な個々の都市移動を提供する、コンチネンタルの未来志向のコンセプトです。BEEは最高時速60km、1日あたりの走行距離350km以上を実現します。将来的には、日常生活において、さまざまなサイズで異なる機能をもつ自律運転カーや電動式車両などの群れの一部となり、各人各様の需要に最大限に対応することを想定しています。BEEは、専用アプリでユーザーの現在地に呼び出すことができます。コンチネンタルのモビリティコンセプトでは、BEEの呼び出しから実車到着までの所要時間はほんの数分です。


CUbEで無人運転車両向け技術の開発を進めています

その他、ブースで体験できるのは、テクノロジーカンパニーの最新開発事例で、開発プラットフォームCUbE(Continental Urban mobility Experience)を紹介します。このようなロボットタクシーが将来、公共交通機関に代わる手段として重要な役割を果たし、シームレスでストレスフリーなモビリティの実現が、都市ほど過密でないエリアや郊外での「ファーストマイル・ラストマイル問題」に対応できると考えています。専門家は、このような自律走行するシャトルフリートを積極的に利用すれば、都市部での交通渋滞を回避しやすくなるとみています。同時に、完全自動化された車両は、公共交通と組み合わせることで、ドアからドアへのモビリティを可能にします。この開発プラットフォームには、センサー類からコントロールユニット、ソフトウェアアルゴリズム、タイヤ、表面素材、ブレーキシステム、そして駆動技術にいたるまで、コンチネンタルが長年に取り組んできた多種多様なテクノロジーを使用しています。


ライブデモでは、新しい3Dフラッシュライダーセンサーを紹介します。

ライブデモでは、新しい3Dフラッシュライダーセンサーを紹介します。2020年以降、メカニカルなコンポーネントを持たないレーザーセンサーが、車両全周囲の詳細画像をリアルタイムで提供できるようになります。高解像度環境センサーは、自動運転向けの包括的3Dモデルを作る鍵で、昼夜問わず、過酷な天候条件下でも信頼性の高いデータを提供します。


Eバイク向け48Vドライブを展示します

イノベーションの流れ「電動化」:軽量Eドライブ、スーパークリーンディーゼル

「電動化」エリアでは、成長市場であるEモビリティ向けのイノベーションを紹介します。新しいAllCharge充電テクノロジー、ケーブルによる急速充電、便利なワイヤレス充電システムです。同時に、48Vテクノロジーにも焦点を当て、ハイブリッド車だけでなく、Eバイク向けのソリューションを紹介します。


ケーブルによる急速充電、新しいAllCharge充電テクノロジー、そして、便利なワイヤレス充電システムを紹介します

EMR3パワートレインは、高度に統合されており、特に軽量化を実現し様々な車両コンセプトに適応可能です。完全パワートレインモジュールは、新しい電気自動車モデルに容易に統合ができ、インバーター、モーター、トランスミッションをコンパクトで重量最適型のユニットに統合し、150kWのシステム重量を75kgにまで軽量化することに成功しました。1つのモジュールで320kWまで対応するユニットを自動車メーカー向けに提供します。コンチネンタルでは、数年前からEドライブシステムの量産を行っていますが、このシステムで、さらに小型で、高性能なものにしました。新しいEドライブの市場導入は、2019年に中国で予定しています。


150kWで75kgにまで重量削減に成功しました

最後に、内燃機関の将来に対する質問について、コンチネンタルが答えます。スーパークリーン・ディーゼルハイブリッドによって、現在の最も厳しい排ガス規制を達成します。試験車両による実験では、現在のユーロ6準拠ディーゼル車と比較し、窒素酸化物の排出量は60%削減されており、同時に4%の燃費改善を達成しました。合成燃料の使用で、さらに低排出の達成が可能です。

イノベーションの流れ「コネクティビティ」:将来のコックピット

コンチネンタルブースにおける3つ目のトピックはコネクティビティです。「コックピットビジョン 2025」で、現実とバーチャル世界を融合します。ブース来場者は、ハイテクゴーグルを装着すると、未来の予測型コックピットをCG映像で見ることができます。運転状況に合わせ、見た目を変え、その状況で必要となる操作要素のみを表示します。


コンチネンタルが研究するコックピットは、各運転状況に応じて変化します

コネクティビティはさらなる快適性をもたらします。スマートフォンに組み込まれたネットワーク型キーがクルマへのアクセスを可能にし、バッテリーが切れてしまっても、デジタル解錠ができるのです。コンチネンタルのスマートアクセス(CoSmA)との組み合わせで、車両ドアがインテリジェントになり、独立してドアを開閉し、乗降ができます。このアシスト機能は、緊急ロックを不要にするだけではなく、ドア周りのデザインの自由度が高まります。また、コネクティビティは交通弱者も保護します。将来のクルマが自転車や二輪車の通過を検出すると、状況に応じてイルミネーションが変化するインテリジェントな照明などで、ドアを開けるタイミングを警告してくれます。コンチネンタルが快適で安全走行を確実にします。

安全な旅に向けたタイヤのイノベーション

これらのテクノロジーは、インテリジェントなタイヤと組み合わせることで、最大限に可能性が発揮されます。IAAで発表するContiSenseおよびContiAdaptは、現在開発前段階にある新しいタイヤテクノロジーコンセプトで、タイヤとセンサー、アプリケーションを統合し、安全性と快適性の向上を目指します。それは、将来の自動運転や自律走行車に限りません。スポーツカーを運転される方には、コンチネンタルの新しいウィンタータイヤ、WinterContact TS 860 Sを紹介し枡。ウルトラハイパフォーマンス(UHP)ウィンタータイヤとして、18インチから21インチに対応し、特に高性能車での使用に最適です。


コンチネンタルの新しいウィンタータイヤ、WinterContact TS 860 Sを紹介し枡。ウルトラハイパフォーマンス(UHP)ウィンタータイヤとして、18インチから21インチに対応し、特に高性能車での使用に最適です

IAA一般公開日は未来一色に

コンチネンタルは、New Mobility Worldのエリアで特別キャンペーンをサポートします。屋外エリアでは、コンチネンタルの自動運転インターネットプラットフォーム2025AD.comが、来場者のクルマへの希望やアイデアを形にする機会を提供します。車両デザイナーがアイデアをスケッチし、紙の上でその夢を実現し、お持ち帰りいただきます。これらのアイデアを2025AD.com上で、自動運転の機会と可能性に関する議論の題材として取り上げる予定です。








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