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フォーミュラEにランクセスの顔料が採用【ランクセス】
2017年9月4日
● 「バイフェロックス」で着色したプレキャスト・コンクリートを「モントリオールePrix」で使用
● 電気自動車レースの市街地コースに美しい外観のコンクリート防護壁
ドイツの特殊化学品メーカーのランクセス(LANXESS)の無機顔料「バイフェロックス®(Bayferrox®)」が、2017年7月末にカナダで開催された、電気自動車によるフォーミュラカーレース「イドロ・ケベック モントリオールePrix」のコースに彩りを添えました。無機顔料(IPG)ビジネスユニットは、カナダ・ケベック州のサラベリ=ド=ヴァレフィルドを本拠地とするプレキャスト・コンクリート製品メーカー、ビトン・ブルネ社に、黒色酸化鉄顔料「バイフェロックス 340」を約37トン提供しました。顔料は2.75キロメートルに及ぶレース用コースの両側に並ぶ、全長5.5キロメートルのコンクリート防護壁に使用されました。
国際自動車連盟(FIA)フォーミュラE選手権にとって3年目となる2016-2017年シーズンは、香港から始まり、ブエノスアイレス、メキシコシティ、パリ、ベルリン、ニューヨークを含む8都市を巡り、モントリオール大会はシーズン最終戦となるレースでした。フォーミュラEはモータースポーツ界における「持続可能性のための競技基盤」となっています。
レースコースを隔てる美しい外観を備えたコンクリート防護壁
フォーミュラEは電気自動車が参戦し、レースは市街地の道路を利用して行われます。レースコースを防護し、観客とコースを隔てるコンクリート防護壁は、通常の2倍のサイズとなるよう、このレースのために特別に設計、建設されたもので、モントリオール市のロゴが外観の美しさをさらに際立たせていました。
モントリオールを拠点するIPGビジネスユニットの北米担当アカウントマネジャー、リース・チャロンは、次のように述べています。「このエキサイティングなプロジェクトに関わることができ、大変光栄に思います。フォーミュラEは持続可能性を特に重要視しています。プロジェクト全体を通じて持続可能性のテーマが貫かれ、ランクセスのビジネス価値の多くに合致していました。プロジェクトに使用された『バイフェロックス』顔料はSCS(Scientific Certification Systems)社の認証を取得しています。SCS社は大手の独立認証機関で、工業生産プロセスにおけるリサイクル原材料の使用比率などを決めています」 モントリオール市はフォーミュラEレースを3年間開催する契約を結んでいるため、今回使用した防護壁は耐久性を備え、今後数シーズン再利用できるよう工夫されています。
ビトン・ブルネ社のプロジェクトリーダー、イザベラ・ベジン氏は、次のように述べています。「当社では、このプロジェクト以前は顔料を使用することが少なかったため、顔料の取扱いやカラーを決めた経験があまりありませんでした。プロジェクトではランクセスとパートナーを組んだおかげで、カラーの選定や扱いについてサポートを得ることができ、大変助かりました。顔料の専門家が、ほこりや廃棄物、余分な処理工程、さらに計量ミスの可能性を省きつつ、製造プロセスに直接投入可能なパッケージサイズを提示してくれました」
ランクセスは、世界最大の酸化鉄顔料メーカーで、酸化クロム顔料の有数のメーカーでもあります。これらの顔料は、プラスチックや紙だけでなく、建築材料の着色、ペイント、コーティングなど、様々な用途において、長期間にわたる着色が持続することが証明されています。
ランクセス(LANXESS)の無機顔料「バイフェロックス®(Bayferrox®)」が、電気自動車によるフォーミュラカーレース「イドロ・ケベック モントリオールePrix」のコースに彩りを添えました。全長2.75キロメートルに及ぶレース用コースの両側には、通常の2倍のサイズとなるよう、このレースのために特別に設計、建設された防御壁が並び、モントリオール市のロゴが外観の美しさをさらに際立たせました。(写真提供:Fotosports.ca)
フォーミュラEは電気自動車が参戦するレースで、市街地の道路を利用して行われます。レースコースを防護し、観客とコースを隔てるためにコンクリート防護壁が採用されました。(写真提供:Fotosports.ca)
これは、ドイツ・ケルンで8月18日に発表されたリリースをもとに、ランクセス㈱が発表したものです。
この原文(英語)は、以下のURLにてご参照下さい。http://www.press.lanxess.com
ランクセスについて:
ランクセスは、世界25カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。2016年の総売上は77億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 19,200人、世界中に75の拠点を展開しています。主な事業は、中間体、特殊化学品、プラスチックの開発、製造とマーケティングです。また、ランクセスは、サウジアラムコ社との合弁会社ARLANXEO(アランセオ)を通して、合成ゴムを提供するリーディングサプライヤーです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス」のワールド・インデックス(DJSI World)および「FTSE4Good」の構成銘柄です。
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