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曲面スイッチのバックライト機能を実現する柔軟性に優れた「PEDOT透明導電センサー」を発表【日本モレックス】
2017年8月7日
世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、曲面形状のキャパシティブ(静電容量式)タッチスイッチにバックライト機能を付加できる半透明で柔軟性に優れた「PEDOT透明導電センサー」を発表した。
モレックスのPEDOT透明導電センサーは、ポリエステル基板に導電回路を印刷した柔軟で半透明なセンサー製品であり、三次元形状の表面に実装できるため、インターフェース機器における設計自由度の大幅な向上に寄与する。PEDOTセンサーは、スペースの制約が厳しいアプリケーションなど、導光フィルムや側面発光LEDを用いた従来のバックライト方法が利用できない用途に適用できる。
これまで透明な導電膜の製造には、一般的に酸化インジウムスズ(ITO)が素材に用いられてきた。しかしながらITOは、脆く柔軟性に欠けるため曲面形状への適用は困難であった。モレックスのPEDOT透明導電センサーは、5万回以上の曲げサイクルに耐えられることが実証されており、標準的な感圧接着剤で取り付け可能なことから、全体的な導入コストの低減にも貢献する。
PEDOT透明導電センサーは、タッチセンシングと近接センシングの両方に対応して作動可能なため、幅広い設計ニーズを満たすことができる。本センサーは、バックライト付きタッチスイッチを搭載したキャパシティブ・ユーザー・インターフェースの設計を検討しているOEMに適した製品である。
Research and Markets社が発行する2017年3月のレポート(http://www.researchandmarkets.com/research/8b9wt4/automotive_hmi)によると、自動車のヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)市場は2021年にかけて11.93%のCAGR(年平均成長率)で成長すると推測されている。このためPEDOTセンサーは、自動車のインテリア用途での利用が見込まれるほか、家電の制御装置やコネクテッドホームのサーモスタットといった用途での利用が期待される。
PEDOT透明導電センサーの詳細については、www.japanese.molex.com/link/pedot.htmlをご覧ください。
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