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シート一体型の先進的なセンター・エアバッグを開発【ゼット・エフ・ジャパン】

2017年6月7日


■ 乗員保護を強化し、ファーサイド(自分から遠い側)の衝突時に頭部の横揺れと乗員相互の衝突を減らす新しいアプローチ
■ シート一体型システムは、未来の車両や新しいモビリティのための先進的なインテリアに重要
■ ファーサイド・センター・エアバッグは、センター・コンソールの有無にかかわらず使用可能

ZFは、さまざまな衝突状況に対応して乗員の極端な動きを抑えることができるよう、先進的なセンター・エアバッグ・システムを新たに開発しました。このシート一体型システムは、未来の車両や新しいモビリティの先進的なインテリアに対応するためにも重要です。今後変化していくことが考えられる車のインテリアや将来の可能性(可動式シートや新しいインテリア部品など)に対応することは、安全性に関する最優先課題となっています。ZFとフォーレシアは先日、シートを中心とする将来の安全に関するコンセプトを開発するため、パートナーシップの締結を発表しています。

新しいセンター・エアバッグは、背もたれの車体中央側の側面上部から展開するため、センター・コンソールがなくても乗員を正しい位置に保持できます。主な目的は、ファーサイドの衝突時に乗員が車内の中央に移動してしまうのを抑え、前列の乗員に衝突するリスクを減らすことにあります。

ZFでアクティブ&パッシブ・セーフティ事業部のインフレータブル拘束システム担当エンジニアリング責任者を務めるダーク・シュルツ(Dirk Schultz)は、次のように述べています。「Euro NCAPは、2020年に新しい試験手順を導入することを検討しています。この新しい手順では、側面の耐衝撃性評価として、ファーサイドの衝突保護がますます重要になる見込みです。」

新しいシステムでは、外部エアバッグ・テザーを内側リアシート・フレームに取り付け、展開時にエアバッグを正しい位置に維持できるようにしています。また、小型で特殊な形状のエアバッグを採用しており、乗員の肩部を受け止め、上肢や頭部が極端に内側に動いてインテリア部品や他の乗員に衝突しないように、必要となる硬さを高圧によって得ています。

ZFは、ファーサイドの衝突時に役立つあらゆる技術を開発しています。追加支持部としてセンター・コンソールを使用するファーサイドのセンター・エアバッグに関してはすでに実績がありますが、すべての車両が同様の設計特性を有しているわけではない点も理解しています。新しいコンセプトでは、より多様な乗員や衝突状況に対応でき、将来、安全性に関して5つ星評価を得るために役立ちます。








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