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《速報/人テク2017横浜》車載オーディオのハイレゾ化を促進する音質設計技術【ローム:小間番号213】
独自の音質設計技術を導入したことにより、車載用オーディオに要求される、音像定位(音源の位置、距離感)や、臨場感(ボリューム減衰時も含む)を向上させ、高音質要求が高まる車載オ―ディオのハイレゾ化促進に貢献する。
【背景】
近年、EVやPHVの登場による自動車の静音化とハイレゾリューション音源の普及によって、車載オーディオ分野でも、これまで以上に音源のもつ情報量を正確に表現する力が要求されています。一方、車載オーディオのコアとなるオーディオ用SoCは、扱えるオーディオ信号が小さくなっており、相対的にフロアノイズが増えています。
この課題に対し、SoCの後段に音量調整時に元の音源を損なわないようにするためのアナログボリュームが求められています。
【概要】
今回ロームが開発したカーオーディオ用サウンドプロセッサは、車載オーディオのアナログボリュームに求められる特性を追求し、音質にフォーカスするために独自の音質設計技術を導入した製品です。ICの音質に影響する回路構成、電気的特性を中心に、28の独自パラメータを最適化し、音量調整時に音源の情報量を余すことなく引き出すことで、車載オーディオに求められる車室内の音像(音源の位置、距離感)を正確に表現します。同時に、車載オーディオ用サウンド・プロセッサとして業界最高クラスの特性(低歪率)0.0004%、低フロアノイズ)3.1µVrms)も実現したことで、音源のもつ情報量を余すことなく引き出し、音像(音源の位置、距離感)を正確に表現することに成功しています。これらにより、車室内の静音化とハイレゾリューション音源の普及が進み、高音質要求の高まる車載オーディオの音質向上に貢献します。
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