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《速報/人テク2017横浜》新型排出ガス測定システム AVL AMA SL™【エイヴィエルジャパン:小間番号104】

計測精度、効率を維持しながら、サンプリングガス量を最大90%まで削減可能
保全時間短縮、標準ガス、電気代、消耗品などの運用コストを大幅に削減
設置面積を70%低減、スペースの有効活用が可能

1.AVL AMA SLTM開発の背景
AVLは2007年にソフトウェアと構成を刷新し、操作性・保全性を大幅に向上した排出ガス分析計AVL AMA i60シリーズの販売を開始し、すでにEPA等の認証機関を含む多くのお客様に導入頂いておりますが、排出ガス規制への対応にあたり結果として減少を続ける排出ガスの計測には新たな計測手法、デバイスが不可欠との判断から、AVL AMA SLTMの開発に至りました。

エンジンからの排出ガス量減少に伴う課題

エンジン開発においても様々な排出ガス成分の計測が必要となりますが、エンジンの効率化、電動化などにより排出ガス量は減少を続け、各種の成分計測を同時に行う事が困難になってきています。また、多段化が進む排気処理システムの機能評価には、触媒前後などの多点計測が必要になりますが、今後同様の課題に直面する事になります。排出ガス量の減少には、複数の計測機器を準備し、成分、測定箇所を分割して行う事でもある程度対応する事が出来ますが、一方で試験効率の低下、測定データの信頼性低下などのリスクを負う事にもなります。


2.AVL AMA SLTMの特徴
AVL AMA SLTMの開発にあたり、開発担当チームでは従来からの分析機器内部の排出ガス流路の構成と成分分析デバイスを根本から見直し、結果として少量の排出ガスを効率よく各成分分析デバイスに同時配分、計測させるシステムとコンポーネントの完成に至りました。また、新たな少量排出ガス分析システムでは大幅なコンポーネントの削減、構成の簡素化、小型化が可能となり、従来の排出ガス分析計とは一線を画す新しいシステムとなっています。


3.お客様へのメリット
・計測精度、効率を維持しながら、サンプリングガス量を最大90%まで削減可能
・設置面積を70%低減、操作室スペースの有効活用、試験室内への設置も可能に
・保全時間短縮及びメンテナンスインターバルの延長により、メンテナンス工数を50%削減
・標準ガス、電気代、消耗品などの運用コストを40%削減


4.AVL AMA SLTMの製品ラインナップ上の位置づけ
AVL AMA SLTMは、AVL AMA i60 シリーズのアプリケーションの内、エンジンテストベッドなどでの生ガス成分計測を新たに受け持つシリーズで、ダウンサイジング、ハイブリッド、モーターサイクル用エンジンなどの比較的排出ガス量が少ないエンジンからの排出ガス分析を得意とし、エンジンテストベッド上での認証試験にも適用されます。
CVSとの組合せ、マルチチャンネル計測などには、AVL AMA i60シリーズが適用されます。









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