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ディジタル出力で高精度を実現 トルク演算表示器 TQ-5300【小野測器】
2017年4月25日
㈱小野測器(代表取締役社長:安井哲夫)は、フランジ型高剛性トルク検出器用トルク演算表示器TQ-5300を開発し、5月25日より受注を開始いたします。
【概要】
TQ-5300 トルク演算表示器は、当社フランジ型高剛性トルク検出器TQ-1000シリーズおよびTQ-2000シリーズに対応しています。トルク検出器から検出したトルク量に相当する信号出力周波数を1周期毎に演算し、高速応答でアナログ出力します。 従来機種TQ-5200に搭載されているディジタルインタフェースRS-232Cの他に、新たにEtherCAT,PROFIBUS,CANを搭載し、より高速でのディジタル通信が可能となりました。このディジタルインタフェースを使用することにより、トルク検出器本来の高精度なトルク計測値をそのまま出力することができるようになりました。さらに、これまでトルクのみアナログ出力が可能でしたが、回転速度のアナログ出力も可能となりました。オプションを使用することによりトルク2chの出力が可能となり、例えば制御用と記録用の出力を分離する等の用途に応じた使用が可能となります。
【特長】
①4種類のディジタルインタフェース
・EtherCAT
・PROFIBUS
・CAN
・RS-232C
②回転速度のアナログ出力搭載
さらにオプションを使用することにより、トルク2chの出力が可能となりました。
③マルチレンジ機能搭載
異なるトルク容量の計測をする場合、トルク容量に応じたトルク検出器に交換する必要がありましたが、マルチレン
ジ機能を使用することによりトルク検出器を交換することなく、1台のトルク検出器で複数のトルク容量を設定する
ことができます。
④小型化
現行TQ-5200と比較し体積比約33%小型化しました。
【主な仕様】
■入力部
①トルク ・適合検出器:フランジ型高剛性トルク検出器(TQ-1000/2000)
②回転速度 ・入力周波数範囲1Hz〜100kHz
・適合回転検出器磁電式回転検出器(MP-981/9820)
■表示部
①トルク ・単位:Nm / kNm
②回転速度 ・単位:r/min
■出力部
①アナログ出力 トルク 出力形式 電圧出力 0〜±10V/F.S.
アナログ変換時間 1周期+5μs以内
回転速度 出力形式電圧出力 0〜±10V/F.S.
アナログ変換方式 1ms以内
②パルス出力 トルク 出力項目トルク検出器のパルス出力を波形整形して出力
回転速度 出力項目回転速度検出器のパルス出力を波形整形して出力
■インタフェース
①REMOTE 外部入力項目 回転方向選択/トルクゼロ補正値取得開始/設定コンディション切替
外部出力項目 READY/コンパレータ/コンディション設定確認
②RS-232C ボーレート 9600/38400 bps
③CAN出力 ボーレート 125kbps/250kbps/500kbps/1Mbps
出力更新周期 OFF/1Hz/2Hz/5Hz/10Hz/20Hz/100Hz/1kHz
出力項目 トルク値、回転速度値
④PROFIBUS ボーレート 9.6kbps/19.2kbps/93.75kbps/187.5kbps/500kbps/1.5Mbps/12Mbps
出力項目 トルク値、回転速度値、設定項目 (CAPACITY,FACTOR)
⑤EtherCAT ボーレート 10Mbps/100 Mbps
出力項目 トルク値、回転速度値、設定項目(CAPACITY,FACTOR)
■一般仕様
①電源電圧 DC24V(18〜30V)
②使用温度範囲 0〜50℃
③外形寸法および質量 170(W)x 49(H)x 150(D)mm(突起部除く)、約700g
【製品構成】
① TQ-5300 トルク演算表示器
② TQ-0531 アナログ機能切替機能
③ TQ-0532 RS-232C通信機能
④ TQ-0533 CAN通信機能
⑤ TQ-0534 PROFIBUS通信機能
⑥ TQ-0535 EtherCAT通信機能
⑦ TQ-0536 マルチレンジ機能
⑧ TQ-0811 リモートケーブル2m
⑨ TQ-0821 アナログ・パルス出力ケーブル2m
【販売計画】
初年度販売予定数量:200台
小野測器では、充実のサポート体制で製品のバックアップをいたします。
また、お客様のご要望に応じたシステム提案も行います。
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