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メキシコ・アグアスカリエンテスに20億米ドルを投資し新工場を建設 米州地域で生産能力を拡大【日産自動車】

2012年1月25日

−第1段階で米州地域における小型車生産17万5,000台の能力拡張を目指す−
− 直接雇用3,000名 間接的に地域内で9,000名の雇用を創出 −

日産自動車㈱(本社:神奈川県横浜市西区 社長:カルロス ゴーン)は25日、米州地域での成長戦略を支えるため、最大20億ドルを投資してメキシコのアグアスカリエンテスに新たな生産工場を建設することを発表しました。メキシコにある日産の既存の2工場を補完するこの新たな生産工場は、2013年後半に稼働を開始する予定です。同工場は立ち上がり当初は、日産の米州におけるBプラットフォーム生産の一部を担うことになります。商品投入や生産能力の必要性に応じて、今後生産施設の更なる拡大が検討されます。

アグアスカリエンテスの新工場の稼働により、多くの重要なリソースが日産の既存および将来的な業務において共有されることになります。工場内にはサプライヤーパークも建設される予定です。

新工場では、最大で3,000名の直接雇用が生まれ、これによりメキシコにおける日産の従業員数は約13,500名になる予定です。サプライチェーンおよび周辺の地域では約9,000名の雇用が生み出されます。

同社CEOのゴーンは、「メキシコは、日産の米州地域における成長を推し進める重要な市場です。アグアスカリエンテスの新工場は、ブラジルの新工場と共に、日産が米州地域における確固たる販売と市場占有率を築くため必要な生産能力を確保することになり、日産の戦略における重要な柱となります。」と述べました。

アグアスカリエンテスへの投資
日産は20億ドルを、同社のメキシコにおける3番目の生産施設となるアグアスカリエンテス新工場の開発や、将来的な施設拡張のための基礎作りに投資します。新工場建設には、日産の既存の生産工場があり、熟練した労働力やサプライヤーへもアクセスの良いアグアスカリエンテス州が選ばれました。

日産は、アグアスカリエンテスに新たな生産工場を建設することで、中期的にメキシコで100万台超を生産する準備が整います。現在、日産はメキシコで2つの生産工場を稼働しています。ひとつは、メキシコシティから85km南にあるクエルナバカ工場で、小型車、小型商用車およびピックアップ車両を生産しています。もうひとつは国内、米国および中南米市場向けの小型車の生産を行うアグアスカリエンテス工場です。日産は2011年、これら2工場で過去最高となる60万台以上を生産しました。

アグアスカリエンテスの新工場の開発の第1段階においては、車体、組立、塗装工程に加えて、関連部品の倉庫や物流に関する設備を整備します。また、敷地内にはテストコースも建設予定であり、新型生産モデルのオフライン品質保証試験が可能となります。


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