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北米自動車用部品事業拡大に向けた最新鋭の押出機導入について【UACJ】
2017年2月20日
㈱UACJ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岡田満、以下「UACJ」)の子会社であるUACJ Automotive Whitehall Industries, Inc.(本社:米国ミシガン州、社長:David Cooper、以下「UWH」)は、北米での自動車向けアルミウム構造材・部品への急速な需要拡大に対応し、SMS group GmbH(本社:ドイツ、ノルトライン=ヴェストファーレン州デュッセルドルフ、CEO:Burkhard Dahmen、以下「SMS」)の最新鋭押出機HybrEx®を導入いたします。北米市場ではUWHが初めて当押出機を採用することになります。
UWHは、拡大している北米の自動車向けアルミニウム材市場を主要なターゲットに、アルミニウム構造材・部品を提供するリーディングカンパニーです。非常に精密なアルミニウム押出加工技術と高い生産能力を駆使し、競合他社にはできないサービスを提供する会社として、業界で独自のポジションを確立してまいりました。特に自動車のサンルーフガイドやボディフレーム構造材において、高いシェアを保持しております。昨年4月にUACJグループに加わることによりグローバルな連携を進め、自動車向け事業の拡大を加速しています。
このたびUWHにおいて導入するHybrEx® 25は、高品質かつ低コストの部品を提供できる最新鋭の押出機です。従来の押出機と比較して、製造プロセスでの作業時間が短縮するとともに、より長尺のビレットへの対応が可能で、生産性が20%向上します。また、電力使用量や押出機のメンテナンス負荷が小さいため、エネルギー消費量を55%削減、騒音も小さく、環境にもやさしい押出機です。
当押出機は、2017年中に試運転を開始し、2018年以降に本格稼働いたします。当押出機で生産された構造材は、北米の新興自動車メーカー向けなどを中心に納入される予定で、急拡大する構造材・加工品需要に的確に応えてまいります。
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