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自動車機器システムにおける広東省の開発・設計・製造拠点を新設し、中国事業統括会社を投資性公司に会社形態変更【日立オートモティブシステムズ】

2011年12月20日

中国における自動車機器システム事業を強化


日立(中国)有限公司(董事長:大野 信行/以下、日立(中国))と、日立グループの自動車機器システム事業の中核会社である日立オートモティブシステムズ㈱(取締役 社長:大沼 邦彦/以下、日立オートモティブシステムズ)は、中華人民共和国(以下、中国)における自動車機器システム事業の更なる拡大をめざし、広東省増城市に開発・設計・製造を行う会社を新たに設立することを決定しました。また、2011年1月に中国における自動車機器システム事業の統括会社として設立した日立汽車系統(中国)有限公司(董事長:大沼 邦彦/以下、日立汽車系統(中国))の会社形態を「管理性公司」から「投資性公司」に変更します。

世界最大の自動車市場である中国は、今後もなお一層の成長が期待されており、中国国内における自動車生産の拡大が見込まれています。加えて、中国資本の会社や、中国資本と外資の合弁会社による自主ブランド開発が加速しています。そのため、自動車機器システムメーカーにも、生産能力の確保とともに地域の特性に応じた製品・システムの開発や設計、カーメーカーとの各種システムすりあわせ、さらには製造技術の開発など、一層の現地化が強く求められています。

日立(中国)と日立オートモティブシステムズは、カーメーカーの要望に応えるために、広東省増城市に約23万平米の敷地を確保し、中国において今後の急速な拡大が予想される直噴エンジン制御システムなどの環境対応製品やアンチ・ロック・ブレーキシステム、横滑り防止装置などの電子走行制御製品を主に製造するとともに、中国での新たな製品開発、設計などを行う会社を新たに設立することを決定しました。今後、2013年4月までの操業をめざし、準備・立ち上げ作業を開始します。

また、2011年1月に日立(中国)と日立オートモティブシステムズは、中国における自動車機器およびシステム事業の統括会社として日立汽車系統(中国)を設立し、お客様のニーズへの迅速な対応とオペレーション全体の最適化を現地主導で推進してきました。そして、さらなる中国における日立オートモティブシステムズのグループ会社に対するガバナンス強化を目的として、日立汽車系統(中国)の会社形態を「管理性公司」から持株会社である「投資性公司」に変更することを決定し、2012年6月の登記完了をめざし手続きを開始します。

日立はこれからも、世界各地のニーズに即した自動車機器システムの開発・製造を行うことで、中国をはじめとしたグローバル市場において自動車機器システム事業の更なる拡大を図っていきます。

広東省に設立する新設会社の概要

会社形態変更後の中国における事業統括会社の概要


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