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タイヤ空気圧センサーの累積生産台数が2億ユニットに到達【コンチネンタル・オートモーティブ】
2016年9月14日
● 16年にわたるタイヤ空気圧モニタリングシステムの開発経験
● 自動車業界のメガトレンドである安全性と環境を支えるソリューション
● この記念すべき数字にはフランス、メキシコおよび韓国の生産工場が貢献
国際的テクノロジー企業、コンチネンタルは重要な記念日として、2016年7月にタイヤ空気圧センサーの累積生産台数が2億台に達したことを祝いました。この偉業に多大な貢献をしたトゥールーズ(フランス)、利川(イチョン・韓国)およびグアダラハラ(メキシコ)の工場は、ヨーロッパ、アジアおよびアメリカの多くの自動車メーカーにセンサーを供給しています。「16年前に初めて開発し、2002年に生産を開始して以来、あらゆるクラスの車両に利用できるよう、タイヤ空気圧センサーの技術開発を続け、そのコストを最適化してきました。成功を維持して2億ユニットという生産台数を達成したことを非常に嬉しく思います」とコンチネンタルのボディ&セキュリティ事業部長、務めるアンドレアス・ヴォルフ(Andreas Wolf)は述べています。
より安全に、より効率的に : 自動車業界のメガトレンドに即したセンサー
コンチネンタルは、直接測定式タイヤ空気圧モニタリングシステムの優位性を確信し、これに適したセンサーの生産に重点を置いています。直接測定式は、各タイヤの内部に組み込んだセンサーをベースにしています。この方式なら正確な空気圧をすばやく直接的に収集して、必要な情報をただちに提供できます。市場もまた直接式測定システムの優位性を認めています。たとえばヨーロッパでは、タイヤ空気圧モニタリングシステムを搭載している車の3分の2はすでに直接測定式です。この数値は北アメリカでは実に85%を超えています。
「自動車業界のメガトレンド、安全性と環境効率は、私たちが製品とソリューションを開発するうえでとりわけ重要です。私たちはタイヤ空気圧のモニタリングセンサーがこれらのトレンドにとって有益なことに気づき、常に技術開発に取り組んでいます。私たちのセンサーはすでに運転の安全性と効率を高めています」とヴォルフは付け加えました。
このセンサーは、推奨されるタイヤ空気圧を維持できるようドライバーに積極的に働きかけることで、安全性を高めます。ドライバーはタイヤの空気圧に関する正確な情報を受け取って即座に対処できます。これにより車の操縦性が最適化され、故障や事故の危険性を低減できます。一例を挙げると、濡れた路面を時速100kmで走行する場合、タイヤの空気圧が2.1バールではなく1.6バールなら制動距離が6メートル以上長くなります。これは、タイヤの空気圧が最適な車はすでに停止しているのに、空気圧が低すぎる車は時速33kmでまだ動いていることを意味します。環境面で言えば、空気圧が適切なら転がり抵抗が最適化されてタイヤの摩耗が減ります。その結果、車はより効率的に進むことができて走行中の消費エネルギーを削減できます。4本すべてのタイヤの空気圧が0.2バール低すぎれば燃料消費量は1%も上がります。この数値は、空気圧が0.6バール失われると4%に跳ね上がり、タイヤの寿命は45%短くなります。
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