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自動車の外装・内装測定現場ニーズに対応した分光測色計新製品2機種を発売【コニカミノルタ】

2016年9月28日

コニカミノルタ㈱(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下 コニカミノルタ)は、自動車の外装色を測定するマルチアングル分光測色計「CM-M6」を10月26日に、また内装の測定に特化した分光測色計「CM-25cG」を10月7日に発売します。また、これらの製品を、最先端技術・製品が世界中から集結する 「K2016 国際プラスチック・ゴム産業展」(独・デュッセルドルフにて2016年10月19日より開催)に出展しますのでお知らせします。

各製品の主な特長

<CM-M6> 生産現場で安定した外装測定が可能なマルチアングル分光測色計

ボディやバンパーなど曲面が多い実車を、高い測定精度で安定した測定が可能。
高い検知力と操作性改善といった顧客ニーズに対応し、現場本位の付加価値サービスを提供します。


■ 特長

1.検知力の向上

1方向照明6角度受光方式で、従来機種(CM-512m3A)の3角度に比べより多くの受光測定値が得られ、管理が難しいメタリック・パール塗装における検知力がさらに向上。

2.ダブルパス光学系による曲面での測定安定性

照明・受光系を左右反転させた光学系を合体した、ダブルパス光学系により、傾いたサンプルから反射してくる光に対しての誤差量が相殺されるため、半径300mm程度の曲面サンプルにおいて高い測定安定性を実現。

3.小面積測定が可能

測定可能面積が従来のφ12mmからφ6mmになったため、小面積測定が可能。

4.高い操作性の実現

持ちやすく片手でも安定して測定可能な縦型タイプ。1.1kgの小型軽量サイズ。

<CM-25cG> 色と光沢が同時測定可能な「Two in One」内装用分光測色計

さまざまな内装部品の色と光沢を同時に高精度で測定。また、測定面積、外観形状、操作性への顧客ニーズにも対応し、測定スピードと測定安定性を格段に向上させた新たな業界スタンダードモデルを提供します。


■ 特長

1.色彩値と光沢値を高速1秒で同時測定できる1台2役の測定器

大量のサンプル測定時の作業性効率化に貢献

2.自動車サプライチェーンで活用頂ける高い測定精度

測定の機器ごとの差が極めて小さいため、部品メーカーから完成品メーカーまで共通に使用することが可能
色彩値は⊿E* 0.15以内(BCRAタイル12色の平均)の器差保証、
光沢値は⊿GU 0.2以内(1~10GUのサンプルでの計測)の器差保証を実現

3.向上した測定機能

色彩値はφ8mm/3mm、光沢値はφ10mm/3mmと測定径の切り替えが可能となり、小面積での色・光沢測定を実現。特に曲面形状の多い内装測定時に有効。

4.高い操作性を実現

内装測定に特化した本体形状で、左右両側ボタンの搭載により、利き手や測定姿勢に制約されない測定が可能。

両機種とも、グローバルに展開するお客様に対応すべくワールドワイドでサービスサポートを実施予定です。

コニカミノルタは、中期経営計画「TRANSFORM2016」で、お客様の課題解決に貢献しお客様本位の企業への変革に取組んでいます。センシング事業においては、従来物体色(モノの色)・光源色(光の色)測定におけるトップメーカーとして、世界中のお客様に高品質な製品とソリューションを提供し、研究開発から生産までものづくりの現場を支えてまいりました。そうした中で、今回発売する新製品2機種は、自動車分野のお客様に対して、より測定現場に密着した真の課題解決に取組み、信頼性の高い製品を提供することで顧客満足度の向上を目指すものです。

コニカミノルタは、今後もセンシング事業において、お客様のニーズと信頼に応え、高品質のサービスとソリューションをより多く提供していくことで、顧客本位の企業への変革を加速してすすめてまいります。

製品ページ

http://www.konicaminolta.jp/instruments/web_magazine/pick_up/005/index.html








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