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ABT Schaeffler FE02 がフォーミュラEの新シーズンへ向け準備完了【シェフラージャパン】

2016年9月8日

FIAフォーミュラE選手権
ABT Schaeffler FE02 がフォーミュラEの新シーズンへ向け準備完了


ドニントンで本日行われたテストを皮切りに、10月9日に香港で開幕戦を迎えるフォーミュラEの新たなシーズンに向けた最終調整が始まりました。ドライバーズランキング2位のルーカス・ディ・グラッシと若手のダニエル・アプトをコクピットに迎え、様々な側面から改良が加えられたパワートレインを採用し、新しいパートナーとしてのAudiと共にABT Schaeffler Audi Sportは、大きな期待と夢とともに今季世界ツアーのスタートを切ります。

「ABT Schaeffler MGU01+」は、その名前が示すように、2年目のシーズンにおいて大成功を収めたモデルの電気モーターとトランスミッションをベースにしています。これまで、2人のドライバーは、10回のレースで3度の優勝を含め合計10回表彰台に立つことができました。

専属技術パートナーであるシェフラーのエンジニアは、トルクと運転効率性のさらなる向上に注力してきました。加えて、さらなる軽量化も実現しています。トランスミッションには3段変速を採用し、効率性とシフト回数の最適化も実現しています。

「3年目のシーズンに向けて、準備は万端です」と、CTO(最高技術責任者)としてシェフラーのフォーミュラE責任者を務め、参加当初から指揮を執ってきたペーター・グッツマー博士は述べています。「当社のパワートレインは1年目のシーズンから、我々の成功にとって重要な役割を果たしてきました。このため、成果を出したコンセプトに引き続き注力しつつ、各種コンポーネントのあらゆる側面のさらなる開発を進める必要があることは、当初から明確になっていました。タイトル獲得への戦いと並行してこの課題に取り組み、将来のレースで勝つために全力を尽くしてくれたエンジニア全員に感謝します」

新たなシーズンの到来とともに、Audiが新たな形でチームのパートナーに加わりました。これまでも資金および技術面でサポートを行ってきた同ブランドは現在、連携の強化を進めています。ワークスチームとしての本格参入を予定している2017/2018年シーズンに向けて、Audi Sportは技術パートナーであるシェフラーとの連携を強めながら、開発にも段階的に参加していくことになります。「Audiの参加はチームにとって朗報であり、特に、電動モビリティの国際的な舞台として、また実験場として、モータースポーツの世界におけるフォーミュラEの重要性を改めて強調するものとなりました。チームABT、そしてルーカス、ダニエルという2人のドライバーとの協力関係は、これまでも、そしてこれからもあらゆる面で素晴らしいものであり続けます。パワートレイン開発をAudi Sportとともに続けていけることを、大変嬉しく思います」と、ペーター・グッツマー博士は述べています。

10月に香港で行われるシーズン開幕戦を皮切りに、10の会場で行われる12のレースからなるフォーミュラEのツアーが始まります。開催地としては今回新たに、マラケシュ、ブリュッセル、モントリオール、そして2017年7月末に2回にわたって最終戦が行われるニューヨークが加わりました。ドイツでのホームレースは、2017年7月10日にベルリン市街で開催されます。

「ハイブリッドソリューションや電気を使用したクリーンなドライビングを始めとする電動モビリティのすべてが、将来、世界中の大都市において大きな影響を及ぼすことになるでしょう」と、ペーター・グッツマー博士は述べています。「シェフラーは長年にわたって、未来のモビリティのための革新的なソリューションとコンセプトを提供してきました。つまりフォーミュラEは我々にとって重要なテーマであり、会社そしてエンジニアが総力を挙げて追い求める理想なのです」

最後の一瞬までの攻防
前シーズンではルーカス・ディ・グラッシとセバスチャン・ブエミは、フォーミュラEのタイトルを懸けて最後の一瞬まで攻防を繰り広げました。チームABT Schaeffler Audi Sportは惜しくも勝利を逃しましたが、来シーズンの戦いに向けて士気を高めています。

こちらから動画をご覧いただけます。 http://bit.ly/2c9nQIZ

*本リリースは、2016年9月5日にドイツ・ヘルツォーゲンアウラッハで発表されたプレスリリースの抄訳です。









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