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コイル加工会社FD Coil Philippines, Inc.が本格量産を開始【古河機械金属】
2016年7月21日
当社グループの中核事業会社である古河電子㈱(福島県いわき市好間町上好間字小舘20 社長:飯田 仁)は、フィリピンに設立済みの車載向けコイルの加工子会社FD Coil Philippines, Inc.(以下、「FDCP社」といいます。)において、コイル製品の本格量産を7月より開始しました。
コイル製品は、電気自動車の充電器や電動パワステ、エンジンコントロールユニット等に多数使用されており、近年の自動車の電子制御化に伴う需要の増加により、販売量を増やしてきました。 古河電子では、昭和63年(1988年)からコイル事業を開始し、当初から中国で委託加工を行ってきましたが、昨今の中国での人件費上昇や、販売量の増加による生産能力不足等により採算は大幅に悪化しております。そのため、カントリーリスクの対応と採算改善を目的として、2014年9月にFDCP社を設立し、フィリピンでの各種許認可の取得手続きを進めてきました。
このほど各種許認可の取得が完了し、コイル製品の販売先である顧客の承認を6月に得ることができたことから、FDCP社での本格量産が可能となりました。
FDCP社では、車載向け電子制御ユニット(ECU)に使われるフィルタコイルを平成28年(2016年)末には月産80万個、来年3月頃には月産150万個まで加工能力を引き上げる予定です。
《FD Coil Philippines, Inc.の概要》
所在地 : Kilometer 38 San Pablo, Malolos City, Bulacan 3000 Philippines
資本金 : 50百万ペソ
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