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ゼネラルモーターズの新型車「キャデラックCT6」のためだけに開発した、「Panarayシステム」を日本初公開【ボーズ・オートモーティブ】

2016年4月26日

ゼネラルモーターズの新型車「キャデラックCT6」のためだけに開発した、
「Panarayシステム」を日本初公開

― ボーズの最新技術を凝集した新ライン“アドバンスト・テクノロジー・シリーズ” ―



ボーズ・オートモーティブ㈱は、2016年4月26日にゼネラルモーターズ・ジャパンが発表したキャデラックのフルサイズ・プレステージセダン「キャデラック CT6」に、ボーズの車載向け新ライン“アドバンスト・テクノロジー・シリーズ”として開発した「Panarayシステム」(パナレイ・システム)が搭載されていることを発表しました。

ボーズのアドバンスト・テクノロジー・シリーズは、ハイエンド・ラグジュアリーカーに特化した、新たなプロダクト・ラインです。究極の音響パフォーマンスとデザイン性を追求するこのプロダクト・ラインは、ボーズが車載向けサウンドシステムの設計においてこだわりつづけている自動車メーカーとの‘共同開発’のスタンスを、さらに深化することにより実現。その車種専用に設計した特別なコンポーネントや特殊な信号処理技術を駆使すると同時に、スピーカーグリルなどのビジュアルデザインにもこだわった、‘お誂え’のサウンドシステムを提供します。

そしてそのアドバンスト・テクノロジー・シリーズとして新たに開発したのが、キャデラック CT6に搭載の「Panarayシステム」。Panarayシステムでは、ボーズとキャデラックが1982年のキャデラック セビル以来築いてきた車載プレミアム・オーディオ共同開発における協力関係とノウハウ、知見に加え、ボーズのホームオーディオやプロフェッショナルシステムに活用されている様々な音響技術を新たに融合することで、車載オーディオの限界に挑んでいます。

キャデラック CT6のエグゼクティブ・チーフエンジニア、トレビス・へスター氏はこう語っています。「ボーズには、キャデラック CT6にしかない、何か真に特別なサウンドシステムが欲しい。制約にとらわれず、他のどんなラグジュアリーカーでも得られない新しい世界をつくりたい、と伝えました。実際、この音を聴けば、キャデラック CT6 のお客様もきっと満足してくださると思います。」

Panarayシステムは、ボーズ独自の最新の信号処理技術とキャビン内に最適にレイアウトした34個のスピーカーにより、あらゆる楽曲を、かつてないレベルで正確に、精緻に再現すると同時に、深く豊かな重低音を再生します。ボーズのオートモーティブ部門バイス・プレジデントのマーク・マンセルはこう語っています。「Panarayシステムの開発は、一筋縄ではいきませんでした。キャデラックとの長年にわたる協力関係と、両者の徹底したこだわりがあったからこそ実現したのです。」


Panarayシステムの特長

ボーズのホームオーディオ、プロフェッショナルシステムの技術を、車載向けに新たに融合

Panarayシステム には、ボーズがホームオーディオや公共施設、コンサートホール等プロフェッショナル分野の音響システム開発で培ってきた技術が、新たに取り入れられています。

Line Array(ライン アレイ)

複数の小さなスピーカーをライン状に配列し、リスナーに効率よく効果的にサウンドを届ける「アレイ」の手法を採用したLine Array。この技術は、キャデラック CT6 のダッシュボード中央と、リアコンソールのアレイに採用されています。
ダッシュボード中央のアレイには50mmのスピーカー3個を搭載し、オーディオONと同時にダッシュボードから立ち上がる仕掛けを採用。ダッシュボード左右に配置した100mmスピーカーとの相乗効果で、前方に鮮やかで精緻な音像を描き出します。また、リアコンソールのアレイには50mmのスピーカー2個を搭載し、後席での最適な音像つくりをサポートします。

Articulated Array(アーティキュレイテッド アレイ)

Line Arrayに対し、個々のスピーカーに異なる角度を持たせてライン状に配列し、より広い範囲に、均一なサウンドを届けるのがArticulated Array。キャデラック CT6 では、Aピラーとリアドアに、ツイーター二個を並べたツイーターアレイを使用することで、その効果を発揮。のびやかな高音域を全席に届けます。

振動を最小限に抑えることに成功した、新開発の重低音ベースボックスを採用

フルボリュームで聴いても、不快な振動や音の歪みのない、迫力溢れる豊かな重低音。Panarayシステム には、ボーズのホームエンタテインメントシステムで採用されている小型高出力ウーファーを採用。特別に開発した車載用大容量エンクロージャーに収め、重低音の魅力を引き出しています。

PowerProfile(パワープロファイル)低音域エンクロージャー

フロントシートの床下に納めるべく、キャデラック CT6 専用に設計されたPowerProfile低音域エンクロージャーは、従来型ベースボックスの約半分の厚み、わずか9.25cmという薄型、省スペースのベースボックス。内部には70mmの小型高出力ウーファー4個をそれぞれ対向するように配置することで、低音出力時に生じる振動を抑えます。

また、Panarayシステムにはフロントドア左右に100mmのウーファーを内蔵したエンクロージャーを配置。リアドア左右には130mmのワイドレンジスピーカー、リアデッキ左右に60mmリアフィルスピーカー、リアデッキ中央に255mmのネオジウム採用Ndウーファーも備え、妥協のない力強い低音再生をかなえます。

ボーズ最新の信号処理技術を搭載

Panarayシステムには、従来比約二倍の信号処理能力を持つ大容量デジタルアンプを採用。ボーズ最新の独自の信号処理技術を搭載し、かつてないリスニング体験をお届けします。

アドバンスト・ステージング・テクノロジー

ヴォーカルや各楽器の音の輪郭をクリアに描き出すと同時に、正確な定位と豊かに広がる音場を再現。コンサートホールの特等席での感動体験が蘇ります。

Centerpoint 3(センターポイント 3)バーチャルサラウンド機能

ボーズの車載システムに欠かせないCenterpointバーチャルサラウンド機能も、Panarayシステムではアップグレード。ステレオ音源を、独自のアルゴリズムと信号処理技術で12チャンネルに変換し、音源本来の魅力をさらに精緻に再現します。MP4, AACなどほとんどすべてのデジタル音源に対応します。

SurroundStage 2(サラウンドステージ 2)テクノロジー

リスナーとスピーカーの位置関係が左右非対称な車室内。ボーズのSurroundStageテクノロジーなら、車室内のどの席でも、まるで音楽の中心にいるような感覚が手に入ります。バランスのとれた360度に広がる音場を再現します。

UltraNearfield(ウルトラニアフィールド)スピーカー&TrueSpace 2(トゥルースペース 2) テクノロジー

ヘッドレストに精巧に搭載すべく設計したUltraNearfieldスピーカーと、ボーズ独自の信号処理技術TrueSpaceテクノロジーを組み合わせることで、ヘッドレストという耳元至近位置にあるスピーカーの存在を感じさせることなく、より精緻な音の再現と、広がりのある音場を生み出します。

日本で発売されるキャデラック CT6には、全車標準でPanarayシステムが搭載されています。

システム詳細


ボーズとキャデラック
ボーズとGM (ゼネラルモーターズ)社とは、30年以上にわたる共同開発の長い歴史があります。1982年にキャデラック セビルとキャデラック エルドラドに工場装着のボーズ・サウンドシステムが採用されたのを皮切りに、車両の開発段階から両社のエンジニアで共同設計を行う手法が引き継がれています。現在のキャデラックATS、キャデラックCTS、キャデラックSRX、キャデラック エスカレードなど、全てのキャデラック車にはボーズが標準搭載されています。


ボーズ・コーポレーションについて
ボーズ・コーポレーションは1964年、マサチューセッツ工科大学の教授であったアマー G. ボーズ博士によって設立されました。お客様へ真に貢献できる新たなテクノロジーを生み出す。このたったひとつの命題のもと、創業から今日に至るまでたゆまぬ研究開発を続けています。 永年の研究開発の成果でもあるボーズの革新的な技術は、さまざまな分野において新たなカテゴリーを創造してきました。近年では、家庭用オーディオ、モバイルオーディオ、専用カーオーディオや公共空間における音響システムなど、ボーズはそのカテゴリーを象徴するブランドとして知られています。その研究成果は、音と過ごすライフスタイルそのものにも変化をもたらしてきました。 ボーズは株式を公開することなく収益を研究開発に再投資し、世界中のどこでもどんな場所でも、卓越を目指す情熱から生み出される研究成果を通じて、感動体験を提供し続けていくことを約束します。

※Bluetooth は米国Bluetooth SIG, INC. の登録商標です。


ボーズ・オートモーティブ㈱について
ボーズ・オートモーティブ㈱は、オーディオ機器メーカー、ボーズ・コーポレーション(本社:米国マサチューセッツ州)の車載向けサウンドシステム部門の日本法人です。 ボーズ・オートモーティブでは、自動車メーカーとの連携のもと、車両開発の初期段階から参画し、車種ごとに最適化した専用設計のサウンドシステムを共同開発しています。1982年キャデラック・セビルに初搭載してから現在に至るまで、数多くの自動車メーカーおよびブランドに、専用設計のサウンドシステムを提供してきました。近年では、車内エンジンサウンドを制御する技術など、カーオーディオの域を超えた、新たなカテゴリーにおける実績を伸ばしています。ボーズ・オートモーティブは、自動車業界で三十年以上にわたり培ってきた豊富な経験とノウハウを糧に、今後もさらなる革新技術を開発・提供していきます。

ボーズ・オートモーティブ・サウンドシステムについての詳しい情報は、下記WEBサイトをご覧ください。

www.bose.com/auto (米国)
www.bose.co.jp/auto (日本)


本件に関するお問い合わせ先
ボーズ・オートモティブ㈱
PR担当
Tel : 03-5447-8640 (部代表)
Mail : mayumi_beppu@bose.com








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