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「川崎式BK117C-2型 ドクターヘリ」を受注【川崎重工業】

2011年11月21日

川崎重工は、西日本空輸株式会社より「川崎式BK117C-2型ヘリコプター」を受注しました。本件は、大分県のドクターヘリとして運用される予定で、2012年5月に引き渡します。

「川崎式BK117ヘリコプター」は、当社と欧州のヘリコプターメーカーECD社(ユーロコプタードイツ社)〔旧MBB社(メッサーシュミット・ベルコウ・ブロウム社)〕が共同開発したヘリコプターで、物資・人員輸送、消防・防災、警察、ドクターヘリなど多用途に活用される中型双発機です。BK117ヘリコプターは、機体後部に大きなクラムシェル・ドア(観音開きドア)を備え、患者の搬出入が容易なことをはじめ、機内での医療行為を施しやすい広いキャビンスペース、コンパクトなボディと機動性の良さ などが高く評価され、救急医療専用機として全世界で使用されています。

BK117ヘリコプターは、国産ヘリコプターとして1983年の初号機納入以来改良を重ね、優れた技術力と高い信頼性により、当社納入分(2011年11月21日現在)で153機、ECD社納入分を合わせると全世界で850機以上の納入を誇るベストセラー機です。

今後も当社は、優れた技術力と高い信頼性、国産機ならではのきめ細やかなサポート体制を活かし、「川崎式BK117C-2型ヘリコプター」の積極的な営業活動を展開していきます。

川崎式BK117C-2型ヘリコプターの主要諸元

①全長:    
13.03m

②全幅:
1.73m(胴体)

③定員:
11名(最大座席数)

④最大全備重量:
3,585kg

⑤巡航速度:
246km/h

⑥航続距離:
675km(標準タンク)

⑦主な装備:
EMSキット等

EMS(Emergency Medical Service)キットは、ドクターヘリによる救急医療サービスを実施するための装備で、主な構成は、医療専用床、担架、医療席、看護師席、付添人席、側壁医療機材ラック、天井および側方レール、前方医療用キャビネット、照明灯および医療用機材用の電源ユニットなどです。


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