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高度なパッシブエントリーシステムを新たに導入【TRW】

2011年11月21日

エレクトロニクス分野における強みを活かし、利便性向上、コスト削減、機能強化を実現

世界有数の自動車部品メーカーで、アクティブセーフティ(予防安全)・パッシブセーフティ(乗員安全)システムの世界的リーダーであるTRWオートモーティブ・ホールディングス(本社:米国ミシガン州リボニア、以下TRW)は本日、より高度な最新のパッシブエントリーシステムを新たに製品ポートフォリオに加え、車両アクセス製品群のラインアップをさらに拡充することを発表しました。既にTRWでは北米で大手自動車メーカーからこの高機能なパッシブエントリーシステムの供給に関する初の受注契約を獲得しています。

パッシブエントリーシステム(PE)は、従来のリモートキーレスエントリーシステム(RKE)をさらに進化させたシステムです。スマートキーを持ったユーザーが車両に接近するとドア(および必要に応じてトランク)が自動的に解錠され、逆にユーザーが車両から離れると、自動的に施錠することができます。スマートキーのボタンを押す必要がないため、財布やハンドバッグ、上着のポケットに入れたまま解錠・施錠が可能となります。この機能によって、セキュリティを維持するとともに、ドライバーや同乗者は手ぶらで簡単に自動車へ乗り込むことができます。

このような利便性の向上に加え、TRWはエレクトロニクス分野におけるノウハウを活かし、キーレスエントリー(RKE)とタイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)レシーバーを1つの電子制御ユニット(ECU)に統合し、これらのシステムをより手頃な価格で提供することを可能にしています。

TRWのグローバル・エレクトロニクス・エンジニアリング部門副社長のマーティン・トーネ(Martin Thoone)は次のように述べています。「PEには、数多くの潜在的メリットがあります。システムがスマートキーを認識すると、夜間に車内灯を点灯させたり、車内のボタンを押すだけでエンジンの始動と停止が可能となったり、エンジンをかけたままドライバーがスマートキーを車内に忘れて離れた場合に警告音を発するなど、様々な機能を活用することができるようになります。 さらに、TRWは、RKEやTPMSなど電波応用製品における豊富な実績をベースに、エレクトロニクスを統合し、コンポーネント数を削減することで、車両へのシステムの取り付けを簡素化することを可能としました。また同時に、様々な情報をドライバーに提供することが可能なことから、ドライビング・エクスペリエンスをカスタマイズすることもできるようになります。たとえば、スマートキーに走行距離やタイヤの空気圧、車両サービス情報、地図ナビゲーションなどの車両データに加え、シートやミラーのポジション、ラジオやエアコンの設定といった車内環境の個人設定データを格納することもできます」。

TRWでは2012年からこのパッシブエントリーシステムの提供を開始する予定です。

 

TRWについて

TRWオートモーティブは世界有数の自動車部品サプライヤー。ニューヨーク証券取引所上場。米国ミシガン州リボニアを本拠とし、子会社を含め26カ国で事業を展開する。従業員数は世界で約60,000人。主要製品は、車両コントロールシステム、ドライバーアシストシステム、ブレーキシステム、ステアリングシステム、サスペンションシステム、セーフティシステム(シートベルトおよびエアバッグ)、電子部品、エンジンコンポーネント、ファスナー部品など、この他アフターマーケットの交換部品と各種サービスの提供も行っている。2010年度の売上高は144億米ドル。日本国内では、TRWオートモーティブジャパン株式会社として事業を展開、主要日本自動車メーカーに製品を提供している。
同社に関する詳細な情報は、 Webサイトhttp://www.trwauto.co.jp/でもご覧いただけます。

本プレスリリースにおける「TRWオートモーティブ」、「TRW」、「当社」などの文言は、別途記載がない限り、すべてTRWオートモーティブ・ホールディングスとその子会社を指します。

*本リリースは、11月17日(現地時間)に米国ミシガン州リボニアで発表されたリリースの日本語版です。

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