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PRQA製 QA C ISO 26262およびIEC 61508の認定取得【東陽テクニカ】

2011年11月17日

㈱東陽テクニカ(本社:東京都中央区・社長:五味 勝)は、当社取扱い製品である英国Programming Research(以下、PRQA)社製 ソースコード静的解析ツールQA Cが、IEC 61508およびISO 26262正式版に基づいた安全関連ソフトウェアの開発ツールとしてドイツTÜV SÜD Automotive(以下、TÜV SÜD) 社により認定されたことを発表しました。
PRQAは、QA C、MISRA C準拠モジュール、および機能安全マニュアルを含む、開発チーム向けの完全な準拠パッケージを提供します。

* ソースコード・・・人間がプログラミング言語を用いて記述したソフトウェアの設計図。
* IEC61508・・・IEC(国際電気標準会議)が制定した、プロセス産業における電気・電子・プログラマブル電子の機能安全に関する国際規格。
* ISO26262・・・IEC61508 をBasic Standard として、作成された自動車用の機能安全規格。
* MISRA C・・・MISRA が出版した、C 言語ソースコードの品質を高めるためのガイドライン。 MISRAは英国に本部があるソフトの信頼性を高める研究を行っている団体。
* 機能安全・・・システムを構成する要素や部品のリスクを減らすための安全装置を「機能」として実装することで安全性を高める考え方。
* TÜV SÜD・・・ドイツに本社を置く第三者試験認証機関

QA Cは、開発者がMISRA Cなどのコーディング規約を順守しながら信頼性の高いコードを作成するための支援ツールとして、既に世界中で使用されています。 今回の認定により、本年末までに正式認可されるとみられるISO 26262の最終草案(ISO/FDIS)に対して、「目的に適合する」ツールとして認定された最初の製品の1つとなります。

* コーディング・・・ソースコードを作成すること


TÜV SÜD社の機能安全および技術保証部門の電子システム製品部長であるAndreas Barwaldは次のように述べています。「弊社の評価ではQA Cと、PRQAにおけるソフトウェア開発プロセスの品質と準拠度に加え、機能安全マニュアルへの準拠度を対象としました。そして、自動車産業などのセーフティクリティカルな業種の開発者が迅速かつ効果的に認証を取得するためのソリューションをPRQAが提供していることが判明しました。」

「ISO 26262がまもなく正式認可される中で、規約を順守することは車載ソフトウェアの開発者にとって重要な課題となるでしょう」と、PRQAのCEOであるPaul Blundell氏は語ります。「TÜV SÜDの認証を取得したことで、お客様には弊社のツールの有効性を一層確信していただけるでしょう。」

「コードのさらなる増大と複雑化によって、規格が自動車業界以外にも広く採用されるようになってきました」とBlundell氏は続けます。「弊社のお客様は、さまざまなアプリケーションの開発支援にQA Cを使用しています。弊社がIEC 61508の認定を受けることで、開発者がセーフティクリティカルあるいはビジネスクリティカルなソフトウェアシステムを開発する際に、この規格に準拠させるのに役立つでしょう。」

英国Programming Research社について

PRQAは1986年に創立され、業界内で「コーディング規約の専門家」として認識されています。
PRQAはコーディング規約検証ツールを初めて開発し、現在ではその専門技術を、業界随一のソフトウェア検証および規格準拠検証のテクノロジーを通して、世界中に普及させています。
PRQAの事業所は英国、米国、インド、アイルランド、およびオランダにあり、その他世界中に流通ネットワークが構築されています。
PRQAの業界トップツールであるQA CおよびQA C++は、CとC++のコードを可能な限り厳密に検証します。両製品は、高品質な言語の解析と理解を提供する、強力かつ固有の構文解析エンジンを含みます。これらのツールは、言語の用法が危険であるか、過度に複雑であるか、移植性がないか、保守が困難であるために生じる問題がないかを特定します。さらに、コーディング規約への準拠に必要な基本ビルドブロックが含まれています。
英国Programming Research社に関する詳細はwww.programmingresearch.comをご覧下さい。

株式会社東陽テクニカについて

東陽テクニカは昭和28年の設立より「技術と情報」をキーワードに、最先端の「測るツール」を内外の電子計測器メーカーより輸入し、日本の技術発展に寄与することを使命として、日本の研究者・開発者に提供してきました。その中でもソフトウェア・ソリューションでは、ソフトウェア開発者を支援するためのツールとして、ソフトウェアの品質や生産性を向上させるためのツールを取り扱っています。
東陽テクニカ ソフトウェア・ソリューションに関する詳細は、www.toyo.co.jp/ss/をご覧下さい。


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