ニュース

ラリー・メキシコで1-2フィニッシュ、連勝を12に伸ばしてWRCタイ記録に並ぶ【フォルクスワーゲン グループ ジャパン】

2016年3月7日

ヤリ-マティラトバラ選手が優勝し、自身通算16勝目をマーク。
フォルクスワーゲンが持つ連勝記録タイとなる12連勝。ポロ R WRCは通算42戦37勝。



2016年世界ラリー選手権(WRC)第3戦「ラリー・メキシコ」は、3月3日〜6日、メキシコシティの北西400km、同国第5の都市「レオン」を中心に開催されました。

フォルクスワーゲン・モータースポーツのヤリ -マティラトバラ選手は、金曜日に首位に立ち、そのままフィニッシュまで駆け抜けました。節目となるWRCキャリア100戦目に臨んだセバスチャンオジェ選手は、タイトル争いを最優先し、確実に2位でゴールを迎えました。アンドレアスミケルセン選手は、フォルクスワーゲン1-2-3体制を目指して果敢にアタックしましたが、クラッシュしました。

「ラリー・メキシコ」は、7月下旬の第8戦「ラリー・フィンランド」まで続くグラベル(非舗装路)ラリー6連戦の初戦です。気温が30℃近くまで上がるだけでなく、最高到達点が海抜2,746メートルに達し、さらに最長スペシャルステージ(SS:競技区間)は80kmに及ぶなど、過酷な条件が重なります。特に高度の影響は大きく、出力が最大20パーセントも低下します。

フォルクスワーゲンポロ R WRCは、2015年「ラリー・ポルトガル」から前戦「ラリー・スウェーデン」まで11連勝を続けています。「ラリー・メキシコ」には、自らが持つWRC最長連勝記録12(2013年オーストラリア〜14年フィンランド)に並ぶ12連勝がかかっています。その舞台となる「ラリー・メキシコ」の総走行距離は1.077.08km、SS距離は399.71kmです。

「ラリー・メキシコ」は、3月3日、夕方のセレモニアルスタートで開幕しました。熱狂的なファンが大挙し、世界遺産グアナフアトの会場はフェスティバルさながらの雰囲気に包まれました。その後、3SSが開催され、オジェ選手が首位に立ちました。

3月4日、本格的な戦いの火蓋が切って落とされると、最高到達点まで駆け上げる名物SS「エル・チョコレート」をはじめ、ラトバラ選手が5カ所でベストを記録し、オジェ選手を逆転しました。オジェ選手は、グリップ重視のタイヤ戦略がやや裏目に出たものの、2位をキープ。ミケルセン選手は、4位にとどまっています。

明けて3月5日。ラトバラ選手は、この日も好調を維持し、全6SSすべてでベストを叩き出し、オジェ選手との差を1分35秒に拡大しました。ミケルセン選手は、ポロ R WRCの1-2-3体制を狙ってアタックしたものの、SS15でコースアウト。修復不能なダメージを負い、リタイアとなりました。

最終3月6日は、長尺SS「グアナフアト」が待ち構えていましたが、ラトバラ、オジェ両選手は危なげなく走行、1-2フィニッシュで連勝タイ記録に華を添えました。

新記録がかかる第4戦「ラリー・アルゼンチン」は、4月21日〜24日に、湖畔のリゾート「ヴィラ・カルロス・パス」を中心に開催されます。


[終了後のコメント ]
■ フォルクスワーゲンモータースポーツディレクター : ヨーストカピート
「チームが一丸となった末の勝利であり、歓びもひとしおです。ヤリ -マティがスタート順の優位を最大限に活かす一方で、セバスチャンはその不利を払拭する走りを見せました。1-2という結果は、実に誇らしいですね。」

■ カー #1 : セバスチャンオジェ(フランス)   最終結果 : 2位
「ヤリ-マティとバトルができれば、ファンの方々にもっと喜んでもらえたかもしれません。個人的には、21ポイントの獲得が重要です。」

■ カー #2 : ヤリ-マティラトバラ(フィンランド)   最終結果 : 優勝
「本当に嬉しいです。 2戦連続で結果が出ていなかっただけに、自分にとってもチームにとっても意味のある勝利だと思います。」

■ カー #9 : アンドレアスミケルセン(ノルウェー)   最終結果 : リタイア
「3位狙いでアタックしている最中にクラッシュしてしまいました。気持ちを切り替えて、アルゼンチンに臨みます。」


■ FIA 世界ラリー選手権第3戦ラリー・メキシコ最終結果

■ FIA 世界ラリー選手権マニュファクチャラーズ選手権ランキング(第3戦終了時点)

■ FIA 世界ラリー選手権ドライバーズ選手権ランキング(第3戦終了時点)








フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社ホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#フォルクスワーゲン グループ ジャパン
#モータースポーツ
#2016年3月7日