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『シフトバイワイヤ用電動アクチュエータユニット』を開発【NTN】

2011年11月1日

【大幅な軽量・コンパクト化と、位置センサを内蔵】

NTN㈱(以下、NTN)は、大幅な軽量・コンパクト化を実現した自動車向け 『シフトバイワイヤ※1用電動アクチュエータユニット』を開発しました。
近年、自動車の快適性や安全性向上、軽量化や高効率化による燃費向上を図るため、手動や油圧機構によって作動していた装置を電動モータ駆動に置き換える電動化が進められています。さらに、電動化に用いられる駆動装置(アクチュエータユニット)も、モータの 回転運動を直線運動や往復運動に変換する機構の効率向上を図るため、これまでの滑りねじやウオームギヤの代わりにボールねじの採用が増加しています。
今回開発した「シフトバイワイヤ用電動アクチュエータユニット」は、従来品※2に比べて、 高効率かつコンパクトなボールねじ技術を適用することで、シフトバイワイヤの高効率化と高信頼性を確保しました。また、ボールねじ軸と出力シャフトの二軸構造を見直し、両者を 一体化することで構成部材を削減し、コンパクト化と従来品比60%の大幅な軽量化を実現しました。さらに、突出位置を出力シャフトから直接検出する独自構造の位置センサをコンパクトに内蔵することで、別途位置センサの用意や組み付け工程を不要としました。
NTNは、自動車各部位の電動化が進む中で、今後一層、高効率ボールねじ技術を適用した軽量・コンパクトな本開発品を広く顧客に提案してまいります。

※1  変速動作を電気信号で遠隔操作する仕組み
※2 「電動アクチュエータユニット」2009年5月12日発表
http://www.ntn.co.jp/japan/news/news_files/new_products/news200900014.html

特長

① 軽量・コンパクト:従来品比60%の軽量化(2.7kg→1.1kg)
② 位置センサを内蔵:突出位置を出力シャフトから直接検出する独自のコンパクト構造

用途

・ 自動車のシフトバイワイヤ向け電動アクチュエータユニット
・ その他、自動車用各種電動アクチュエータユニット

外観写真


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