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世界ラリー選手権(WRC)シーズン開幕戦を制す【フォルクスワーゲン グループ ジャパン】

2016年1月25日

• セバスチャン オジェがラリー・モンテカルロ3連覇を達成
• フォルクスワーゲンは、2013年のWRC 復帰以来40戦中35勝



2016年世界ラリー選手権(WRC)の幕開けを告げる伝統の一戦、「ラリー・モンテカルロ」が、1月21日(木)~24日(日)、フランス、オート アルプ県の県庁所在地「ギャップ」を中心に開催されました。

フォルクスワーゲン・モータースポーツのセバスチャン オジェ選手(フランス)は、ポロR WRCを首位でフィニッシュに導き、自身33勝目、そしてチームとして35勝目を記録しました。また、チームメイトのアンドレアス ミケルセン選手(ノルウェー)も2位完走となり、フォルクスワーゲン・モータースポーツは、2016年のシーズンを1-2フィニッシュという形でスタートを切りました。ヤリ-マティラトバラ選手(フィンランド)は3番手走行中のデイ2でクラッシュし、残念ながらリタイアとなりました。

「ラリー・モンテカルロ」は、最難関イベントと言われています。木曜夕刻の公式スタートの場、カジノ広場に雪はありませんが、フレンチアルプスのギャップに移ると、路面はドライ、ウェット、アイスバーン、スノーと変化、ひとつのスペシャルステージ(SS:競技区間)ですべてのコンディションに遭遇することも珍しくありません。スリック、ブロックパターン、スパイク付とさまざまなタイヤが用意されますが、刻一刻と移り行く状況には完全に対応できず、常にある種の妥協を強いられます。これを埋めるのが、チームのタイヤ選択であり、ドライバーの卓越したタイヤ管理です。マシン、ドライバー、戦略、スピード、抑制心が噛み合い、さらに幸運の女神を微笑ませて、ようやく勝利を手にできます。

2016年ラリー・モンテカルロは、総走行距離1,474.34kmのターマック(舗装路)イベントです。急なカーブがいくつも折り重なる「チュリニ峠」や悪名高いシステロンを含め、全16カ所のSSが設定され、SS総距離は374.89kmです。

実家がラリールート上にあるオジェは、3度のWRCタイトルに輝くディフェンディングチャンピオンです。
木曜夜の2ステージを2位でまとめ、本格的な競技が始まるデイ1最初のSSで首位に立ちます。
デイ2では、2番手につけていたクリス ミーク(シトロエン)のリタイアもあり、リードをさらに拡大します。これについてオジェは、「最後までやり合いたかった」と、アスリートらしい一面を覗かせました。

ミケルセンは、巧みなタイヤ管理によって順位を上げ、最終的に2位でフィニッシュしました。今季からコンビを組むコドライバーのイェーガーは、WRCデビュー戦を表彰台で飾る快挙を達成しました。

次戦「ラリー・スウェーデン」は、スウェーデンのカールスタッドを中心に2月11日(木)~14日(日)に開催されます。


[終了後のコメント]
■ フォルクスワーゲン モータースポーツ ディレクター : ヨースト カピート
「1-2フィニッシュで新シーズンをスタートできるのは、ひとつの偉業です。このラリーでは、すべての要素が噛み合わないかぎり成功はありません。チーム内で頻繁に聞かれる質問は、『手伝うことあるかい?』です。この言葉に我々のチームスピリットが集約されています。」

■ カー#1 : セバスチャン オジェ(フランス)  最終結果 : 優勝
「WRCを象徴するラリーで勝利を収めることができました。今の気持ちを言葉にするのは難しいですね。チームの面々、抜群の性能を発揮したポロR WRC、声援を送ってくれたファンに感謝します。」

■ カー#2 : ヤリ-マティ ラトバラ(フィンランド)  最終結果 : リタイア
「競技委員の決定を受け入れます。事故は残念ですが、二度と繰り返さないよう最善の努力を払います。観客に大きな怪我がなかったことが不幸中の幸いです。」

■ カー#9 : アンドレアス ミケルセン(ノルウェー)  最終結果 : 2位
「素晴らしいスタートが切れました。“モンテ”の入賞には、特別な意味があります。チーム全員が完璧な仕事をしてくれたおかげです。」

■ FIA世界ラリー選手権 第1戦ラリー・モンテカルロ 最終結果

■ FIA世界ラリー選手権 マニュファクチャラーズ選手権ランキング(第1戦終了時点)

■ FIA世界ラリー選手権 ドライバーズ選手権ランキング(第1戦終了時点)








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