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ボルボ・カーズとエリクソン 自動運転車のための効率的なメディアストリーミングを開発【ボルボ・カー・ジャパン】

2016年1月7日

ボルボ・カーズは日常のクルマ通勤において、ドライバーが車内でくつろぎながら、自由な時間を楽しむことが可能な未来を見据えています。

2016年のコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)において、ボルボはテクノロジーパートナーのエリクソンと、インテリジェントなブロードバンド・ストリーミングシステムを共同開発していることを発表しました。
このテクノロジーにより、ボルボの自動運転車で走行中、ドライバーと同乗者が最大限時間を有効活用することが可能となります。

「ボルボは先日、コンセプト26を発表し、自動運転車のためのデザインビジョンを提示しました。そして今、自動運転モードで最高のユーザー体験を提供するべく、未来のソリューションの開発に精力的に取り組んでいます。車内で乗員が好きなテレビ番組を高解像度で見ている自動運転車が往来する高速道路を想像してみてください。この新たな通勤状況では、スムースかつ楽しい時を実現するために新たなテクノロジーやブロードバンドが必要となるでしょう」とボルボ・カー・グループのモニタリング&コンセプトセンター ゼネラルマネージャーのアンダース・ティルマンは語りました。



とぎれることのないメディアストリーミング
自動運転は、モバイルネット需要にパラダイムシフトをもたらします。ボルボとエリクソンは、この変革が人口の集中する都市中心部や都市近郊から外れた郊外のエリアにおいても、常時ネットにつながるブロードバンドのネット環境へのニーズが増えると予想しています。

エリクソンのネットワークとクラウドのノウハウを利用して、ボルボ・カーズは移動中の車内でも、高品質かつ途切れることのないネット環境を提供することを目指しています。走行ルートとその先のネットワーク状態を予測することで、その行程や期間に合わせ効率よくデータをバッファし、高品質かつ中断することなく視聴できるコンテンツを提供することが可能になります。

エリクソンの自動車サービス部門を統括するクラウス・ヘルリッツは、「私達の研究は、今後数年以内に全てのモバイルデータのほぼ70%が、動画の再生によるものとなることを示しています。この実現には、先進のコネクティビティやクラウド、解析的なソリューションが求められます。高速道路を走行する複数のクルマにデータを提供できる事はもちろん、現在の消費者にとって当たり前のレベルの高品質かつ途切れることのない映像サービスを提供する性能を備えることも必要です」と話しました。

学習機能により、よく使われるルートや所要時間、メディアの好みを把握することで、未来のボルボはルートをワンクリックで選べるナビゲーションや、好みに応じてカスタマイズされたメディアリストによるサービスを提供できるようになります。それにより、ドライバーは通勤ルートを選択でき、自動運転による通勤の所要時間に合わせてカスタマイズされたコンテンツを選択できるようになります。

コンテンツのパーソナライズおよび最適化
「テレビの人気シリーズの最新回を見たいなら、クルマがそれに合わせて、移動時間や走行ルート、ドライビングコントロールを最適化してくれるでしょう。自動運転は、単にA地点からB地点まで速く移動したいという問題を解消してくれるだけではありません。車内で過ごす時間を好きなことに使うことが可能となり、時間を有効に使うことが可能となります。ボルボが実現する未来の自動運転テクノロジーが、人々に通勤ルートや体験したいコンテンツに選択の自由を提供することになります」とアンダース・ティルマンは述べました。








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#2016年1月7日