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独スフェロス社の買収に合意【ヴァレオジャパン】

2015年12月25日

ヴァレオは12月23日、プライベートエクイティカンパニーのドイチェ・ベタイリグングスAG(DBAG)と、バス用エアコンシステムの世界的なリーダーであるスフェロス(Spheros)の買収に合意したと発表しました。

年間の売上高が約2億5千ユーロであるスフェロスは、主要なバス車両メーカーとフリートオペレーター全社にエアコンシステムを供給しており、この分野における技術的なリーダーの1社です。世界的に販売網を展開し、生産拠点もドイツ、フィンランド、トルコ、米国、ブラジル、中国、インドと広範囲に設けています。

この買収によりヴァレオは、活況を呈しているバス向けのサーマルマネージメントの分野に事業を拡大できるようになります。世界的に都市化が進む中、公共交通機関の拡大に牽引されて、この市場は今後年率5%程度の成長が見込まれています。

自動車業界におけるサーマルシステムのリーディングカンパニーのうちの1社に加わることで、今もヴァレオより収益性が高いスフェロスは、部品調達やシステム設計の面でさらに競争力を高めることができるでしょう。

この外的成長プロジェクトは、初年度から成長していくことが期待されており、ヴァレオが2015年3月に株主向けに発表したCO2排出量削減に貢献するシステムを中心に成長への推進力とするという戦略に則ったものです。

この買収は独占禁止法の規制当局の承認対象となります。

ヴァレオの最高経営責任者(CEO)であるジャック・アシェンブロワは次のように述べています。「12月21日に発表したパイカーの買収に続いて、この市場で世界トップ水準のパフォーマンスを誇る独・スフェロスを買収することは、顧客から技術力の高さを認めら手ており、高成長市場でリーダーである会社を買収していくというヴァレオの外的成長戦略に完全に一致しています。スフェロスの製品ポートフォリオは、ヴァレオのサーマルシステムビジネスグループの戦略に合致しており、ユニークな成長推進力となるでしょう。スフェロスの1100人の従業員の皆さんをヴァレオに迎えることとなりとても嬉しく思います。」


ヴァレオグループ
自動車部品サプライヤーであるヴァレオは、世界の全自動車メーカーのパートナーです。高い技術力を持つヴァレオは、CO2排出量の削減と直観的なドライビングの発展に貢献する革新的な製品とシステムを提供します。
2014年度のヴァレオグループの売上高は約127億ユーロであり、OEM売上の10%以上を研究開発に投資しました。ヴァレオは、30カ国に135カ所の工場、16カ所の研究センター、35カ所の開発センター、15カ所の物流センターを構え、約82,700人の従業員を擁しています。ヴァレオはパリ証券取引所に上場しており、CAC40指数に採用されています。
ヴァレオグループについての詳細は、www.valeo.co.jpをご覧ください。








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