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独パイカー社の買収に合意【ヴァレオジャパン】

2015年12月25日

ヴァレオ、独パイカー社の買収に合意
自動運転と接続性におけるリーダーシップを強化


ヴァレオは12月21日、車載テレマティクスとモバイル接続ソリューションの有力サプライヤーである独パイカー社(peiker)の買収を発表しました。この買収により、ヴァレオは接続性に関する製品ラインナップを拡大することができます。

ヴァレオは、自社の車載エレクトロニクスにおけるノウハウをパイカーの専門技術と組み合わせることにより、高速の接続性とサイバーセキュリティを備えた新しいテレマティクスのシステムを自動車メーカー向けに提供することができるようになります。これらのシステムによって、車両間通信(V2V)と車両とインフラ間の通信(V2I)向けに、移動通信システム「LTE Advanced mobile(4G+)」に準拠した革新的な技術を提供していきます。

直観的なドライビングの分野でのパイオニアであるヴァレオは、超音波センサー、レーダー、カメラ、レーザースキャナー、ヘッドアップディスプレイとソフトウェアなど、将来の車をよりエネルギー効率が高く、より安全でより直観的に運転できるようにする先進技術を幅広く開発しています。この買収により、ヴァレオは車の自動走行と接続性の分野でのリーダーシップを強化していきます。

パイカー社の2015年の売上は3億1千万ユーロになると報告されており、これにより2016年以降のヴァレオの業績に好影響が見込まれます。この買収は独占禁止法の規制当局の承認対象となります。

この買収に関し、ヴァレオの最高経営責任者(CEO)であるジャック・アシェンブロワは次のように述べています。「このたびパイカーをヴァレオの一員として迎えることとなり、大変嬉しく思います。2015年初頭に技術協力に合意して以来、パイカーの専門家たちと深めてきた交流は実りの大きいものでした。アンドレアス・パイカー氏とファミリーが数十年にわたって育んできた技術志向の文化は非常に価値のあるものです。パイカーの技術、製品、サービスのラインナップは、ヴァレオの自動運転、接続性と直観的なドライビングの車というビジョンと完全に一致しています。また、ヴァレオはこの買収により150名の経験豊かなエンジニアを含む700名の社員を迎えることになり、ドイツでの存在感を高めることができるでしょう。」


ヴァレオグループ
自動車部品サプライヤーであるヴァレオは、世界の全自動車メーカーのパートナーです。高い技術力を持つヴァレオは、CO2排出量の削減と直観的なドライビングの発展に貢献する革新的な製品とシステムを提供します。
2014年度のヴァレオグループの売上高は約127億ユーロであり、OEM売上の10%以上を研究開発に投資しました。ヴァレオは、30カ国に135カ所の工場、16カ所の研究センター、35カ所の開発センター、15カ所の物流センターを構え、約82,700人の従業員を擁しています。ヴァレオはパリ証券取引所に上場しており、CAC40指数に採用されています。
ヴァレオグループについての詳細は、www.valeo.co.jpをご覧ください。


パイカー

パイカーは通信技術の分野での部品とシステムの有力サプライヤーです。パイカーの本社は独・フリードリヒスドルフにあり、フランス、米国、中国とメキシコに支社を構えています。1946年に設立され、走行中に迅速で信頼性のあるデータ通信を可能にする自動車用の接続モジュールを供給しています。これらのモジュールにより、「接続された車」のパッケージとしてインターネット、ナビゲーションツール、メーカー固有の支援サービスや緊急通報システム(eCall)などが使えるようになります。2015年度、パイカーグループは世界に約1000人の従業員を擁し、約3億1千万ユーロの売り上げをあげています。
パイカーの詳細はwww.peiker.comをご覧ください。








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