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ボッシュの革新技術が二輪車の安全性、利便性と効率性、そしてライディングの楽しさの向上に貢献【ボッシュ】
2015年11月5日
国際的な二輪車の展示会「EICMA 2015」開催
ボッシュの革新技術が二輪車の安全性、利便性と効率性、
そしてライディングの楽しさの向上に貢献
● ネットワーク化システム : 利便性を高めるネットワーク化ソリューション
● アシスタンスシステム : 二輪車の安全性を向上
● パワートレインシステムと電動化 : より楽しく、より低燃費に
ミラノ/シュトゥットガルト – ボッシュは今年4月に新設されたビジネスユニット「モーターサイクル・パワースポーツ」として、初めてEICMA2015に参加します。このビジネスユニットには、テクノロジーとサービスのプロバイダーであるボッシュがこれまで蓄積してきた二輪車に関するノウハウを結集させ、ボッシュが自動車向けに開発した製品とサービスを踏襲しつつ、そこから未来の二輪車のための新しい有益なソリューションを生み出していきます。なお、ボッシュのブースは13ホールのO62です。
ネットワーク化システム:利便性を高めるネットワーク化ソリューション
コネクティビティ コントロール ユニット(CCU) : ボッシュのCCUにより、例えば二輪車をクラウドに接続させることが可能になります。これにより、2018年4月以降に欧州全域で新規登録される、乗用車と軽量トラックの全モデルに義務づけられるeCall(自動緊急通報サービス)などの機能を実現できるようになります。このeCallは、二輪車が事故に巻き込まれた際、自動的に緊急通報を行い、より迅速に救援が到着できるようにする機能です。またCCUは、道路の潜在的な危険などについてライダーに有益な情報を提供し、また、盗難に遭った二輪車の追跡をサポートすることもできます。
インテグレーテッド コネクティビティ クラスター(ICC) : ICCは二輪車用に特別に開発されたライダー インフォメーション システムで、さまざまなサイズと解像度のディスプレイに対応しており、最新の技術によってあらゆる状況下で視認しやすくなっています。ICCはBluetoothインターフェースのほか、スマートフォンと車両をつなぐスマートフォン連携ソリューション(mySPIN)も備えており、ICCからさまざまなアプリを操作することができます。さらに、ライダーはダイナミックな走行データや車両に関するデータ(ルートの詳細、傾斜角やコーナーでの速度など)を表示させることもできます。
アシスタンスシステム : 二輪車の安全性を向上
ABS 10 : ボッシュが来年市場に投入予定のモーターサイクル用ABS10では、より小型化・軽量化が図られています。現行のABS 9と比較して、ABSの重量を約30%、サイズを約45%減少させることに成功しました。このサイズと重量の最適化に加え、ボッシュはコストの削減にも取り組むことで、新興成長市場で人気のある排気量250cc以下の低価格帯の小型二輪車へもより搭載しやすくなりました。ABSにより、ライダーは安心してブレーキをかけられるようになるため、より迅速に、より大きな力でのブレーキングが可能となります。ABSは緊急ブレーキ時に車輪がロックするのを防ぎ、これにより車両安定性が維持され、転倒を回避しやすくなります。
フロントABS : ボッシュは新興成長市場の二輪車向けに、安全性を向上させる低コストの第9世代フロントABSの提供をすでに始めています。このシステムは、1回路の油圧ブレーキを使用して前輪だけを制御し、ブレーキング時に車輪がロックするのを防ぎます。
モーターサイクル用スタビリティ コントロール(MSC) : MSCは、二輪車向けのESCに相当します。このシステムは車両の傾斜角などの二輪車固有のパラメーターを分析し、走行状況に合わせて瞬時にブレーキングと加速を電子制御でコントロールします。これによりMSCは、二輪車事故の大部分が集中するコーナーにおいて、ブレーキング時のローサイドやハイサイド転倒の防止に貢献します。
サイドビューアシスト : ボッシュが開発したサイドビューアシストは、サラウンドセンサーをベースとした世界初の二輪車向けのアシスタンスシステムです。このシステムは、超音波技術を用いた4つのサラウンドセンサーを使用し、ライダーが安全に車線を変更できるように支援します。これらのセンサーは、ミラーだけでは視認するのが難しい、またはまったく視認できない車両の両側の範囲を最大5m監視し、ライダーの死角に車両がいる場合には、ミラー近くの視覚信号を使って警告を発し、車線変更などの際に衝突を回避できるよう支援します。
ビークル ホールド コントロール : ビークル ホールド コントロールは、スマートなアルゴリズムによってエレクトロニック コントロール ユニットにプログラミングされるABSの付加価値機能の1つで、この機能があれば、重い二輪車もより扱いやすくなります。この機能は、斜面や平面で停止したときに、車両が動き出すのを防ぐことができるため、ライダーは絶えずハンドブレーキやフットブレーキをかけ続けなくても済むようになります。この付加価値機能は、電子制御式コンバインド ブレーキ システムを備えたボッシュのABS enhancedをベースにしています。このABS enhancedは、ボッシュのMSC (モーターサイクル用スタビリティ コントロール) enhancedのベースにもなっています。
パワートレインシステムと電動化 : より楽しく、より低燃費に
電子式エンジン制御システム : ボッシュの電子式エンジン制御システムは、条件によって開きが出ることもありますが、機械式のキャブレターと比べて、燃費を最大16 %向上させることが可能です。それに伴い、排出ガスを大幅に削減できるだけでなく、貴重な資源である燃料を節約する効果も得られます。このコントロールユニットは、新しいエンジン制御システムの中核となるもので、点火から燃料噴射量まで、パワートレインに関するあらゆるデータの分析を担います。
eスクーター用のパワートレイン : ボッシュのeスクーター用パワートレインの隠れた秘密となっているのは、完全電動式のホイール ハブ モーターとコントロールユニットです。出力がわずか1.8 kWでありながら、電子制御式のブースト機能により、モーターは大きな威力を発揮します。このモーターとコントロールユニットは現在、電動スクーターの世界最大の市場となっている中国でのみ提供されています。完全に電気のみで駆動するスクーターの数は、中国だけでもすでに1億2,000万台に上ります。
関連リンク : www.bosch-motorcycle.com
このプレスリリースは2015年11月5日に Robert Bosch GmbH より発行されました。
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ボッシュ・グループ概要
モビリティ ソリューションズは、ボッシュ・グループ最大の事業セクターです。2014年の売上高は333億ユーロで総売上高の約68%を占めています。モビリティ ソリューションズの売上により、ボッシュ・グループはリーディングサプライヤーの地位を確立しています。モビリティ ソリューションズは、自動化、電動化、ネットワーク化の3つの領域においてその専門性を統合させ、お客様にトータルソリューションを提供します。その事業領域は主に、内燃機関の燃料噴射テクノロジー/パワートレイン周辺機器、パワートレイン電動化の様々なソリューション、安全システム、ドライバーアシスタンス システム/自動化機能、ユーザーフレンドリーなインフォテインメントやVehicle-to-Vehicle(車車間)およびVehicle-to-infrastructure(路車間)通信、オートモーティブアフターマーケット向けのコンセプト/テクノロジー/サービスなどです。さらにボッシュは、電気駆動マネジメントや横滑り防止装置ESC(エレクトロニック スタビリティ コントロール)、ディーゼル用コモンテールシステムなどの重要な革新自動車技術にも対応しています。
ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。2014年の従業員数は約360,000人(2015年4月1日現在)、売上高は490億ユーロ*を計上しています。事業はモビリティ ソリューションズ、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・建築関連テクノロジーの4事業セクター体制で運営しています。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHとその子会社約440社、世界約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売、サービス代理店のネットワークを加 えると、世界の約150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売のグローバル・ネットワークが、ボッシュのさらなる成長の基盤です。2014年に ボッシュは全世界で約4,600件の国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。私たちボッシュ・グループはコネクテッドライフに向けたイノベーションの提供を戦略的目標に定め、革新的で人々を魅了する全製品とサービスを通じ、人々の生活の質を向上します。つまりボッシュはコーポレートスローガンである「Invented for life」-人と社会に役立つ革新のテクノロジーを生み出していきます。
*公表された2014年の売上高には、現在では完全子会社化されたかつての折半出資の合弁会社であるBSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH(現在はBSH Hausgeräte GmbHに社名変更)およびZF Lenksysteme GmbH(現在はRobert Bosch Automotive Steering GmbHに社名変更)は含まれていません。
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