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CNG/LPG自動車でニーズが高まる 「高圧ガス試験サービス」を2016年1月より開始【テュフ ラインランド ジャパン】

2015年10月27日

テュフ ラインランド ジャパン、CNG/LPG自動車でニーズが高まる
「高圧ガス試験サービス」を2016年1月より開始
―CNGおよびLPG試験設備を関西テクノロジーセンターに新設―


テュフ ラインランド ジャパン㈱(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:ホルガー・クンツ)は、関西テクノロジーセンター(KTAC:大阪市)にCNG(圧縮天然ガス)とLPG(液化プロパンガス)試験設備(CNG/LPGテストラボ:仮称)を新設し、2016年1月より高圧ガス試験サービスを開始します。今回の新設により、国連欧州経済委員会(UN ECE)の多国間協定である、高圧ガス自動車用部品の認可規制UN ECE R110*1およびR67*2の要求試験を行うことが可能になります。

天然ガスは世界各地に豊富に埋蔵されており、安定した供給が見込まれています。シェールガスなど非在来型を含めると、回収可能な埋蔵量は約250年分と言われ、新しいガス田も次々と発見されています。天然ガスは、メタンを主成分としているため、CO2排出量が石油より20%少ないなど環境改善が期待できます。そのため、環境負荷の低減に向けた取り組みとして天然ガス自動車の普及が進んでいます。日本政府は「次世代自動車」の普及を促進しており、2030年までに次世代自動車の新車販売を5割~7割と目標を掲げています。次世代自動車とは、電気自動車、燃料電池自動車、ハイブリッド自動車などですが、天然ガス自動車もその一種です。特に重量車であるトラックやバスなどで実用化されており、将来的に需要が増えるとされています。

テュフ ラインランド ジャパンは、将来見込まれる需要増加に対応するため、高圧ガスに使用されるインジェクター、フューエルレール、バルブ、レギュレーター、燃料パイプ、フィルター、センサーなどの自動車用高圧ガス機器関連メーカーを対象に、新サービスを開始することを決定しました。

UN ECE R110およびR67の規制では、製品のクラスに応じて過圧強度、漏れ、耐久性、CNG/LPG適合性、耐食性、耐乾熱性、オゾン老化、温度サイクル、耐振動性など、さまざまな試験が要求されています。テュフ ラインランド ジャパンは、既存の電磁両立性(EMC)試験設備と併せて、Eマーク*3認可取得に必要な全ての試験をワンストップで行い、認可証を発行できるようになりました。また、COP*4の確認試験を実施し、試験結果を記録保管することで、認可当局によるメーカーへの監査に対してもサポートしますので、メーカーは、今後はCOPの負担なく、製造を継続できるという利点があります。


*1 UN ECE R110 : CNGの要求事項
*2 UN ECE R67 : LPGの要求事項
*3 Eマーク : ECE regulation もしくは欧州自動車EMC指令の要求事項に適合した自動車部品に対して表示する適合
  マーク。
*4 COP : Eマークの認可を取得した企業は、取得後に定期的に「生産の適合性(COP)」確認試験を行うことが要
  求されています。

サービスの問い合わせ : katsumi.honda@tuv.com








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