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日本にEモビリティの研究開発拠点を設立【ゼット・エフ・ジャパン】

2015年10月29日

ZF、日本にEモビリティの研究開発拠点を設立



■ ジャパン・テックセンターを横浜に開設
■ 今後2年で70名のエンジニアを採用予定
■ 新しいEモビリティ事業部と密接に連携
■ 東京モーターショーでは効率、安全、自動運転に関する製品を展示

東京/ドイツ、フリードリヒスハーフェン発; ゼット・エフ・フリードリヒスハーフェン社(以下、ZF)は、日本における事業拡張の一環として横浜にR&Dセンターを設立し、 Eモビリティを中心とした研究開発業務を行う事を発表しました。

ジャパン・テックセンターは横浜市に設立され、関係各所との交渉は順調に進んでいます。また、TRW社の買収以降、ZFは2001年に設立されたエンジニアリングセンターを有しています。ZFのCEO、シュテファン・ゾンマー博士は東京モーターショーで行われた記者会見で、「TRWオートモーティブ社の統合は、日本国内における事業拡大にもメリットをもたらしました」と語りました。ジャパン・テックセンターでは、お客様のサポート対応と自動車の電動化に関する新技術の開発力強化のため、今後2年間で新たに70名のエンジニアを採用し、将来の増員も計画されています。日本の市場要件に適合する製品を提供するため、自動車メーカー各社との緊密な協力を進めます。さらに、パワー・エレクトロニクスおよびドライブラインの完全電動化に向けた開発と設計に注力していきます。

ゾンマー博士はマッキンゼー社の最新版「Electric Vehicle Index」に触れ、「Eモビリティ製品生産国ランキングで第1位である日本に、当社がこうした研究開発拠点を開設するのは事業戦略上非常に重要です」と語っています。ジャパン・テックセンターは2016年1月に設立されるEモビリティ事業部に所属し、本社の各事業部とも緊密に連携していきます。さきの本社取締役会にて乗用車、商用車の電動化に関するすべての活動を統括する事業部の設立を決定しました。

ジャパン・テックセンターの所長には、ハンス=ヨルグ・ドミアン博士が10月1日付で就任しました。ドミアン氏はこれまで、ドイツ、フリードリヒスハーフェンにある本社でZFグルーブR&D部門のAdvanced Engineering and Designを統括していました。

東京モーターショー2015に出展
ZFは東京モーターショー2015において、自動車業界のメガトレンドである効率、安全、自動運転に関連する製品を展示します。TRWの統合により、ZFはこの分野の製品ラインナップを拡張しています。ゾンマー博士は次の点を強調しています。「ZFは半世紀以上にわたり、日本の自動車メーカーのパートナーとして確固たる地位を確立してきました。今年の東京モーターショーにおける展示内容は、ZF TRWの統合によってZFグループの技術が見事な補完をなし、これまでよりも一層多様な製品をお客様にワンストップで提供できるという点を強調するものとなっています」

日本におけるZF
ZFは1980年に日本に進出、TRWの日本支社設立は1970年でした。日本の自動車メーカーとはすでに1960年代から取引を行っています。両社統合後は東京、横浜、広島、三好(広島県)、豊田、宇都宮の6ヶ所を拠点とし、社員数はおよそ250人、サービス提携企業は20社にのぼります。2014年、(TRWを除く)日系メーカーに対するグローバルの売り上げは4億ユーロ(約580億円)に達しています。







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