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東京モーターショー2015に出展: 将来のトレンドに対応する製品・技術を展示【ゼット・エフ・ジャパン】
2015年10月22日
ZF、東京モーターショー2015に出展 : 将来のトレンドに対応する製品・技術を展示
■ 「アドバンスト・アーバン・ビークル(AUV)」 : TRW統合後のZF最新技術を搭載したコンセプトカー
■ AUVは、取り回しの良さ、eモビリティ、クラウド接続、半自動運転といった日本の都市部における移動手段のソ
リューションとして最適
■ 効率、安全、自動運転に向けた幅広い製品と技術力をご紹介
■ Eモビリティに関する活動を六番目の事業部として集約
ゼット・エフ・フリードリヒスハーフェン社(以下、ZF)は、10月29日に始まる東京モーターショー2015において、未来のモビリティ・トレンドを示す展示を行います。その集約がアドバンスト・アーバン・ビークル(AUV)です。この半自動運転が可能な電気自動車は、クラウド接続が可能なシティーカーとして、ZFの技術力を体現しています。また、大都市の多い日本において、都市型輸送手段が抱える課題にも最適なソリューションとなります。TRW社の買収により、一層広範囲な技術と製品ラインナップの提供が可能になったZFグループが、お客様に、より高い利便性とメリットを提供できる体制となった事を具体的に表しています。さらに、2016年初めから新しくEモビリティ事業部をスタートさせ、Eモビリティに関する活動をドイツ、シュバインフルトの拠点に集約します。
2014年の自動車生産台数が1千万台であった日本は、世界でも最重要市場のひとつです。日本の主要自動車メーカーはヨーロッパや米国など、海外にも多くの生産拠点を展開しています。ZFは、こうした日本企業の海外拠点に製品を供給しています。ZFはTRW統合後の初めての東京モーターショーとなり、今回の展示はAUVが中心です。ZFのCEO、シュテファン・ゾンマー博士は、「このコンセプトカーに見られる様に、ZFの技術開発は現在、効率、安全、自動運転という業界のメガトレンドに焦点を置いています。このAUVはまた、ZF TRWの製品ラインナップが高度に、かつ相乗効果を生む形で相互に補完していることを示しています」と語っています。
アドバンスト・アーバン・ビークル-そのインテリジェントなネットワーク構成
ZFのAUVは、コンパクトカーによる都市型個人輸送手段のモデルソリューションとなる可能性を秘めています。このコンセプトカーには、車輪近くに装着した電動リア・アクスル・ドライブやeTB(エレクトリック・ツイストビーム)、最大切れ角75度という革新的フロント・アクスルおよび2種類の運転支援機能が搭載されています。
これまでにない大きなステアリング角とリア・アクスルのトルクベクタリングにより、回転直径は6.5m未満となり、 2車線路のUターンも容易になります。AUVに搭載されている2種類の運転支援機能のひとつが、限られた駐車スペースにも適切に車体を誘導するスマート・パーキング・アシストです。このシステムでは、スマートフォンやスマートウォッチといったモバイル機器をリモコンとして使用する事で車外からのクルマの操作が可能です。
もうひとつの機能がクラウド接続型運転支援機能のPreVision Cloud Assistです。この機能は、トルクを適切なタイミングで下げることができるため、メカニカルなブレーキを使わずに減速できます。また、ドライバーは、ステアリングホイールに搭載されたハンズオン検出機能とディスプレイによって、直接AUVとつながる仕組みとなっています。
人口約1,300万人を超える東京は、世界的にも有数の巨大都市の1つです。電気自動車であるAUVは、ゼロエミッションの観点からも日本の自動車市場で高い関心を集めると考えます。
未来を築くシステムをワンストップで提供
多くの機能を搭載したこのコンセプトカーに集約された個々のシステムは、様々な形で将来の自動車に応用できます。ZFとTRWの補完する専門技術を生かし、さらに拡大された製品ポートフォリオが、お客様に一層高い価値を提供できる新しい製品を間もなく発表します。
その一例がハイブリッド車向けの回生ブレーキ、つまり、ブレーキ動作による発電機能です。ZFは、電動モーターから機械式ブレーキへの切り替えをスムーズにする「協調ブレーキ(brake blending)」をワンストップで提供できます。
また、予測型環境センサーの採用により、この機構の効率と安全性を特に高めることに成功しました。このセンサーは環境データの記録と保存も可能です。ステアリング・システム、ブレーキ、アクティブ・キネマティック・コントロール(AKC)とカメラおよびレーダー・システムからの情報を統合させる事で、ZFはドライビングダイナミクスの限界を拡げ、クルマの安全性を更に高めています。ステアリング・システムとブレーキ、そしてアクティブシャシシステム、さらにカメラ付レーダー・システムの組み合わせにより、ステアリングとブレーキを的確に介入させることで走行を安定させ、車体の横滑りを防止することができます。さらに、ステアリング・システムとアクティブ制御のCDC(連続可変減衰力コントロールシステム)、そして撮像システムを連動させる事によってもこうした安定性を可能にしています。カメラからの情報を基に、凸凹路面走行の際、ダンパーの硬さとステアリングを事前に調整(「予測型ダンピング」)する事が可能です。
新規事業部でEモビリティ関する活動を集約
これまでのところ、Eモビリティに関する活動は別々の事業部にて行われていましたが、今後はEモビリティ事業部に集約され、他の5事業部(カーパワートレイン・テクノロジー、カーシャシー・テクノロジー、商用車テクノロジー、インダストリアル・テクノロジー、およびアクティブ&パッシブ・セーフティ・テクノロジー)を補完するかたちになります。
新しいEモビリティ事業部は電子システムおよび電気駆動技術に関するビジネスユニットに焦点を当てています。これは、会社全体から複数のEモビリティプロジェクトを集約したeモビリティ・プロジェクト・ハウスによって補完します。
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