ニュース

2015年度グッドデザイン賞を受賞【デンソー】

2015年9月30日

㈱デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:有馬 浩二)は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2015年度グッドデザイン賞を4件受賞しました。そのうち「作業補助装置/iArmS®(アイアームス)」はグッドデザイン・ベスト100(特別賞候補)に選出されています。
当社のグッドデザイン賞受賞は1976年に初めて簡易無線装置で受賞して以降、累計125件となります。また、1992年から24年連続して受賞しています。

今回のグッドデザイン賞受賞内容は以下の通りです。

グッドデザイン賞 グッドデザイン・ベスト100

グッドデザイン賞

 

説明と評価

作業補助装置/iArmS®

iArmS®は手術時に医師の腕を支え、生理的に生じる手のふるえや疲れを軽減する手術支援ロボットです。医師が腕を動かしたい位置にロボットアームが自由に追従し、かつ手術時にはしっかりと固定され医師の腕を支えます。また医療現場で求められる高い安全性と軽やかな操作性を実現するため、動作はモーターを使わず、重力バランスと医師の自発的な腕の動きによって行われます。

<審査員による評価ポイント>
 医療作業中の様々な状況に対する適切な補助を、誤動作の心配のない、重力とリンク機構の組み合わせを基本として実現し
 ている。医師の負担軽減をもたらす優れたデザインとして高く評価した。

 

エンジンECU/ABILCORE

「ABILCORE」シリーズは、標準化した技術を組み合わせてあらゆる車両に対応するエンジンECU(Electronic Control Unit)ラインナップです。

<審査員による評価ポイント>
 積極的な造形がなされない傾向にあったECUに、統一感のあるデザインを与えたことをまず評価したい。
 コネクター部分を強調し、近くにロゴを配したことで、ブランドイメージを分かりやすく表現しており、入念な仕上げと落ち着いた
 カラーによって、鑑賞に値するレベルまでクオリティを引き上げている。
 造形の標準化を行ったことで、広範な対応、迅速な開発、コスト低減、小型化などを実現し、車両開発に貢献している面も注目
 できる。

 

自動車用メーター/レクサスRX用メーター

レクサスRX用メーターは、新型「RX」「RX ハイブリッド」に搭載されるアナログ式メーターです。プレミアムカーにふさわしい高級感を、リングと文字盤そして目盛の造形と質感で表現しました。

<審査員による評価ポイント>
 文字の収まりやくっきりと心地よい視認性に、高級車にふさわしい信頼性、落ち着き、エレガンスさを感じさせる。
 インターフェイスデザインの進化と成熟を感じさせる。

 

産学協同プロジェクト/見えない技術を伝える新しいコミュニケーションの模索

名古屋学芸大学メディア造形学部デザイン学科の学生とともに「デンソーの技術・製品を一般の方々へ伝える」ことをテーマに行った産学協同プロジェクトで、「わくわくの種展」という体験型の展示会を開催しました。

<審査員による評価ポイント>
 企業の研究開発を学生と共有し、新たな表現の探究をしている活動が素晴らしい。
 このような産学連携が活発になることを期待している。

グッドデザイン賞 受賞製品およびイメージ画像

【ご参考】グッドデザイン賞とは

公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨制度です。「優れたデザイン」を選ぶことにより「生活と産業活動を推し進めていく」という役割を持ち、55年以上の歴史の中でこれまでに積み上げられてきたグッドデザイン賞は4万件以上に及びます。








株式会社デンソーホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#デンソー
#表彰/受賞
#2015年9月30日