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同期整流式降圧スイッチング・レギュレータ販売開始【リニアテクノロジー】

2011年10月12日

リニアテクノロジー株式会社は、消費電流が70μAで36V入力、4A出力、1.5MHzの同期整流式降圧スイッチング・レギュレータ「LT3690」の高温(Hグレード)バージョンと高信頼性(MPグレード)バージョンの販売を開始しました。LT3690HUFEとLT3690MPUFEはいずれも26ピン4mm x 6mm QFN パッケージで供給され、1,000個時の参考単価は、LT3690HUFE が570円(税込み)から、LT3690MPUFE が1,470円(同)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。製品の詳細に関する情報は、リニアテクノロジーのWebサイトをご参照ください(http://www.linear-tech.co.jp/product/LT3690)。

LT3690は、36V入力が可能な同期整流式降圧スイッチング・レギュレータで、93%の高効率で最大4Aの連続出力電流を供給できます。3.9V~36Vの入力電圧範囲で動作し、最大60Vの過渡電圧保護を備えており、車載アプリケーションで見られる負荷遮断状態やコールドクランク状態への対応に最適です。Burst Mode®動作では、消費電流がわずか70μAなので、常時オン動作と最長のバッテリ寿命を必要とする車載システムやテレコム・システムなどのアプリケーションに最適です。

LT3690は、スイッチング周波数を170kHz~1.5MHzの範囲でプログラム可能なので、設計者はノイズに敏感なクリティカルな周波数帯域を回避しながら効率を最適化できます。また、4mm x 6mm QFN-26パッケージと、小型の外付けインダクタやコンデンサが使用できる高いスイッチング周波数により、放熱効果が高く実装面積が小さいソリューションを提供します。

Hグレード・バージョンは-40℃~150℃の接合部温度で動作し、この温度範囲で保証されテストされています。同様に、MPグレード・バージョンは-55℃~150℃の接合部温度で動作し、この温度範囲で保証されテストされています。HグレードとMPグレードの電気的仕様はEグレードおよびI グレードと同一です。HグレードおよびMPグレード・バージョンは高い周囲温度に曝される車載、産業用、および軍用アプリケーションに最適です。

LT3690HUFEおよびLT3690MPUFEの主な特長

36V、4A同期整流式モノリシック降圧レギュレータの高温バージョンと高信頼性バージョン
広い入力範囲 : 3.9V~36Vで動作、過電圧ロックアウトにより60Vまでの過渡電圧から回路を保護
連続出力電流 : 最大4A
30mΩ Nチャネル同期スイッチを内蔵
12V入力/3.3V出力での消費電流 : 70μA
低リップルのBurst Mode® 動作により、出力リップルを15mVP-P 未満に低減
入力の低電圧ロックアウトをプログラム可能
帰還リファレンス電圧 : 0.8V
出力電圧範囲 :  0.8V~20V
プログラム可能で同期可能な発振器 : 170kHz~1.5MHz
ソフトスタートと出力電圧トラッキング
短絡耐性
パワーグッド・フラグ
熱特性が改善された4mm x 6mmの小型QFNパッケージ
MPグレード温度範囲 : -55℃~150℃
Hグレード温度範囲 : -40℃~150℃


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