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車載用IGBT(絶縁ゲート型バイポーラ・トランンジスタ)シリーズ4品種を発売【IRジャパン】

2011年10月12日

インターナショナル・レクティファイアー
車載用IGBT(絶縁ゲート型バイポーラ・トランンジスタ)シリーズ4品種を発売
~ 耐圧600Vで電気自動車やハイブリッド車に最適化 ~

パワー・マネジメント(電源管理)技術で世界をリードするインターナショナル・レクティファイアー・ジャパン(IRジャパン)株式会社(本社:東京都豊島区)は12日、耐圧600Vの車載用IGBT(絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタ)シリーズ4品種を発売しました。電気自動車やハイブリッド車で使われる可変速モーター制御や電源などの用途に最適化しています。

新しいIGBTシリーズは、さまざまな最大コレクタ電流の製品をそろえており、短絡耐量(SCSOA)が5μs以上で、コレクタ-エミッタ間電圧VCE(on)が低く、VCE(on)の温度係数が正という特徴があります。このため、24A~160Aの高い電流密度が要求されるエアコンから主電動機のインバータ(*1)制御までのさまざまなモーター駆動システムに最適です。今回のシリーズに共通のこのほかの特徴は、最大定格電圧まで最大定格電流を供給可能な広い逆バイアス安全動作領域(SRBSOA)、ソフトリカバリ・ダイオード(*2)内蔵、接合部温度が最大175℃などです。導通損失やスイッチング損失が小さいので、電気自動車やハイブリッド車で使うさまざまな可変速モーター制御の用途に最適です。

IR社の車載用IGBTは、ゼロ・ディフェクトを目標とするIR社の車載品質イニシアチブの対象製品として、完全自動化されたウエハー・レベルの目視検査に加え、動特性や静特性の試験を行っています。今回の新製品は、IR社の車載品質の部品で組み立てられており、鉛フリーで欧州の規制RoHS(特定物質の使用規制)に準拠しています。
データシート、アプリケーション・ノート、品質基準はIR社のホームページ(www.irf.com)から入手できます。Spiceモデルを提供できます。
10万個購入時の単価は、AUIRGP4062Dの1.78米ドルからの予定です(米国での参考価格)。データシートは、は型番をクリックするとご覧いただけます。

耐圧600Vの車載用IGBTシリーズ4品種の概要

型番

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パッケージ

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最大コレクタ
電流
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コレクタ-エミッタ間
飽和電圧VCE(on)
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短絡耐量

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AUIRGPS4067D1 Super-247 160A 1.70V 5μs以上
AUIRGP4066D1(-E) TO-247 90A 1.70V 5μs以上
AUIRGP4063D(-E) TO-247 48A 1.65V 5μs以上
AUIRGP4062D(-E) TO-247 24A 1.60V 5μs以上

注) 4品種ともソフトリカバリ・ダイオードを内蔵しています。最大コレクタ電流はパッケージ温度100℃のときの値、コレクタ-エミッタ間飽和電圧VCE(on)は接合部温度25℃のときの値です。

 

用語説明

*1) インバータ:直流を交流に変換する回路です。逆変換という意味です。交流を直流に変換する回路はコンバータと言います。
*2) リカバリ・ダイオード : IGBT素子と逆向き(エミッタからコレクタへ)に接続したダイオードです。


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