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パワーMOSFET技術を強化【インターシル】

2015年9月11日

Great Wall Semiconductor社を買収。
クラウド・コンピューティング、宇宙、コンシューマ機器にターゲット


革新的なパワーマネジメントと高精度アナログ・ソリューションのプロバイダとして世界をリードするインターシル(本社:米国カリフォルニア州ミルピタス、NASDAQ:ISIL)は、クラウド・コンピューティング、宇宙、コンシューマ機器向けの最先端のパワーMOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)技術の開発に携わっている未公開企業のGreat Wall Semiconductor(GWS)社を買収したと発表しました。

GWS社の設計陣は先進的な設計/プロセス技術の開発で蓄積したノウハウを活用し、複雑な電源システムの電力効率向上とサイズ低減に貢献しています。インターシルのパワーコントローラ製品ラインナップに、今後開発される製品を含めたGWS社のFET製品が加わることにより、インターシルの市場はさらに広がりを見せるとともに、機能の集積化の機会も新たに創出されます。これにより、次世代電力段の革新的な技術開発に拍車がかかることになります。

インターシルのコーポレート・ストラテジー/インフラストラクチャ・プロダクツ担当シニア・バイス・プレジデントのマーク・ダウニングは「私たちがパワーマネジメント分野での強みをさらに発展させる上で、規模は小さいながら豊富な経験を持つGWSチームが加わったことは、インターシルにとって大きな資産となります」と述べ、さらに「インターシルは高効率、高集積のパワーマネジメント・ソリューションの開発を通じた市場リーダーシップの確立と強化を戦略の基本としています。今回の買収はこうした企業戦略に合致しています。また、設計資産(IP)と優秀な人材が新たに加わることにより、インターシルの技術開発陣がさらに強化されます」と語りました。

Great Wall Semiconductor社のCEOであるSam Anderson氏は「横型パワーMOSFETデバイス、プロセス技術、小型チップスケール・パッケージの分野での技術的な蓄積が、GWSにとって競合製品との差別化に大きな役割を果たしています」と述べ、さらに「私たちは消費電力の低減と環境問題への対応を可能にする重要な設計資産(IP)を開発してきました。今回のインターシルとの統合により、私たちのお客様の範囲と市場がさらに広がることになります」と語りました。

インターシルのGWS社買収額は最初の現金支払い予定が1,900万米ドルです。さらに、契約発効後の2016年までのビジネス成果に応じて、最大400万米ドルの追加支払いが行われることになります。今回の買収によるインターシルの2015会計年度決算での非GAAPベース収益への影響はありません。


Great Wall Semiconductorについて
本社は米アリゾナ州テンペで、設立は2002年、従業員数は10名。GWSは横型低電圧パワーMOSFET技術に関連した22件の特許を取得しています。GWSの技術はクラウド・コンピューティング、宇宙、モバイル機器の電力変換効率の向上に貢献してきました。詳細はhttp://www.greatwallsemi.com/ をご覧ください。

このプレスリリースは、インターシルのウェブサイト
http://newsroom.intersil.com/index.php?s=34138&item=1099 でもご覧いただけます。


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インターシルについて
インターシルは、革新的なパワーマネジメントと高精度アナログ・ソリューションのプロバイダとして世界をリードしています。インターシルの製品は急速に高度化し、モバイル化と消費電力の増加が進む電子機器の構成部品として、効率の向上とバッテリ駆動時間の延長を実現します。インターシルは広範にわたる設計資産(IP)、設計とプロセス技術開発の経験を活用し、産業機器/インフラ、モバイル・コンピューティング、車載、航空宇宙などの市場で活躍する有力企業の信頼できるパートナーとしての地位を確立しています。インターシルの詳細は、http://jp.intersil.com/en.htmlをご覧ください。

インターシル㈱はインターシル コーポレーション(本社:米カリフォルニア州ミルピタス)の全額出資の日本法人で、各種電源ICと高精度アナログICを日本のお客様に提供しています。本社は東京都港区で、京都に西日本オフィスがあります。

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