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初のプラグインハイブリッド「Golf GTE」販売開始【フォルクスワーゲン グループ ジャパン】

2015年9月8日

▶ EV走行距離は国内で販売するハッチバックのプラグインハイブリッドでは最高の53.1km*1
▶ 「E」、「ハイブリッド」、「GTE」、3つのドライブモードで、エコ&ゴキゲン♪なドライブが可能
▶ 「GTE」以降も、幅広いパワートレインを搭載した最新のモデルラインアップを拡充


フォルクスワーゲン グループ ジャパン ㈱(代表取締役:スヴェン シュタイン、本社:愛知県豊橋市、略称:VGJ)は、コンパクトカーの世界的ベストセラーモデル、「Golf」をベースにしたプラグインハイブリッド(以下:PHEV)モデルの「Golf GTE(ゴルフ ジーティーイー)」を本日から全国のフォルクスワーゲン正規販売店で発売します。ボディカラーは全5色で、全国希望小売価格(税込)は499万円です。なお、この車両の購入に際しては、最大38万円のクリーンエネルギー自動車等導入促進対策費*2が適用されます。

「Golf GTE」は、これから本格的に始まる自動車の電動化に向けた技術革新のロードマップを視野に入れながら、フォルクスワーゲン独自の環境戦略に基づいて開発したフォルクスワーゲン初のPHEVです。
そして、この新しいフォルクスワーゲンのPHEVは、これまでフォルクスワーゲンが長年にわたって蓄積してきたクルマづくりのノウハウと最新の生産方式「MQB」モジュールによるさまざまなメリット(安全、快適装備の標準化など)を惜しみなく注ぎ込んだモデルでもあります。つまり、「Golf GTE」は、環境への配慮と走りをあきらめないという相反するテーマに対して、フォルクスワーゲンが強い意志を込めて高次元で解決した、まったく新しいコンセプトを持つPHEVモデルなのです。

「Golf GTE」は、ゼロエミッションの電気自動車(以下:EV)として走る「E」モードと、エンジンと電気モーターを効率よく駆動して走る「ハイブリッド(以下:HV)」モード、そして、従来のHVやPHEVには無いパワフルでスポーティな走りを楽しめる「GTE」モードという3つのユニークなドライブモードがあり、ドライバーはこれをいつでも自由に選択して走ることができます。

「Golf GTE」のパワートレインは、1.4リッターのTSIエンジンと電気モーターを内蔵した6速DSGで構成されています。駆動用バッテリーは、外部からの充電が可能なエネルギー容量8.7kWhのリチウムイオンバッテリーを採用しています。これにより、電気モーター(Eモード)だけで最長53.1km*1走ることが可能になりました。さらにこの「E」モードでは、最高時速130km*3まで電気モーターによる鋭い加速が味わえ、この速度での巡航も可能*3な「Golf GTE」ならではのスポーツ性能を有しています。また、エンジンと電気モーターを効率よく駆動して走行する「HV」モードでは、23.8km/L*1と、優れた燃費効率を実現しました。

「Golf GTE」のトランスミッションは、フォルクスワーゲンがPHEV専用に開発した6速DSGです。
HV/PHEVの基幹部品のひとつである電気モーターを内蔵し、コンパクトかつ軽量なユニットになっています。
また、「GTE」という車名が表すとおり、「Golf GTE」は、コンパクトカーセグメントで世界的な名声を誇るスポーツモデル、「Golf GTI」の系譜を受け継ぐ、ダイナミックでスポーティな走行性能も兼ね備えています。
ドライバーは「GTE」ボタンを押すだけで、PHEVの「Golf GTE」をスポーツカーのように走らせることができます。この「GTE」モードでは、1.4リッターTSIエンジンと電気モーターが同時に作動して、0-100km/h加速7.6秒*3という俊足で「Golf GTE」を走らせます。

2007年、日本国内でも、ガソリン直噴ダウンサイジング ターボ エンジン(TSIエンジン シリーズ)で世界の内燃機関の革新に先鞭をつけ、その後も、さまざまな独自技術でリードし続けるフォルクスワーゲンは、今後も引き続き日本市場において、先進的な「MQB」モジュールと独自の技術力に基づく「GTE」シリーズをはじめとするあらゆるパワートレインを採用したモデルの導入を積極的に行っていく予定です。その第1弾となるPHEVの「Golf GTE」では、お客様にPHEVの新しい価値をお届けするとともに、世界的にも高度に発展した日本のHV市場で、「Golf」シリーズのイメージリーダーとしてだけではなく、フォルクスワーゲンブランド全体を力強くけん引してまいります。

*1 国土交通省審査値
*2 詳しくは「一般社団法人 次世代自動車振興センター」のホームページをご参照ください。
*3 欧州測定値 ※法定速度を守り安全運転に心がけてください。

「Golf GTE」の特徴

※詳細はフォルクスワーゲン プレスクラブ「広報資料」にある「Golf GTE」プロダクトインフォメーションを参照ください。

◇ フォルクスワーゲン独自のプラグインハイブリッドシステム
「Golf GTE」には、110kW/150PSの1.4リッターTSI(直噴ガソリンターボ)エンジンと80kW/109PSの電気モーターを組み合わせたパラレルハイブリッド式のパワートレインを搭載しています。電気モーターは、エネルギー容量8.7kWhの高電圧リチウムイオンバッテリーから電力供給を受けます。外部からの充電(200V)は、フロントグリル中央にあるVW バッジの背後に設置した充電ソケットを介して行います。一方、トランスミッションは、フォルクスワーゲンがPHEV専用に開発した6速DSGを採用しています。エンジン側の遮断用クラッチとDSG内部の2つのクラッチの合計3つのクラッチがあります。
シフトレバーが「D」レンジにあって、ドライバーがアクセルから足を離すと、システムがエンジン側の遮断用クラッチを自動的に切って、TSIエンジンをドライブアクスルから切り離し、エンジンを完全に停止させて惰性走行(コースティング)モードになり、燃料消費を抑えます。エンジンを再始動するときには、遮断クラッチを締結します。一方、シフトレバーが「B」レンジにある場合、アクセル操作と連動して、積極的にエネルギーを回生し、駆動用バッテリーに充電します。

◇ 「Golf GTE」専用のドライビング プロファイル機能
「Golf GTE」には専用のドライビング プロファイル機能があり、ドライバーは基本的に、「E」、「HV」、「GTE」という3つのモードのいずれかを自由に選択して走行することができます。「Golf GTE」では、イグニッションをONにすると、システムは自動的に「E」モードを選択し、EVとして電気モーターの駆動力だけで走り始めます。「E」モードの航続可能距離は最大で53.1km*4です。EV走行を続け、バッテリーの充電量が低下、あるいは、より大きな駆動力が求められると、システムは自動的に「HV」モードに切り替えます。この「HV」モードでは、TSIエンジンと電気モーターを状況に応じて別々、あるいは同時に駆動して効率の良いHV走行を行います。 *4 国土交通省審査値
「E」、「HV」、「GTE」モードの切り替えは、シフトレバーの左側にある「E」と「GTE」ボタンで操作します。
初期設定の「E」モードではEV走行しますが、走行中に、この「E」ボタンを押すことで、瞬時に「HV」モードと「E」モードをいつでも簡単に切り替えることができます。「HV」モードにはもう一つの機能として、「バッテリーチャージ」モードがあります。これは、積極的に駆動用バッテリーを充電したい場合にのみ使用します。このモードの選択方法は、「E」、「HV」、「GTE」がボタンひとつで選べるのに対して、センターコンソールの純正インフォテイメントシステムの画面からこの機能を呼び出して選択します。(駆動用バッテリーが満充電の時には選択できません)
「GTE」ボタンを押すと、1.4リッターTSIエンジンと電気モーターが同時に作動して、いつでも最大のパワーが得られるようになります。さらに、アクセルの反応、シフトタイミング、パワーステアリングのアシスト量が、スポーティになり、エンジンもより性能重視のセッティングになります。

◇ 調整可能なエネルギーの回生レベル
「Golf GTE」は、エネルギー回生のレベルを2段階(DもしくはB)で調整することができ、DSGのシフトレバーを動かすことで、回生レベルを切り替えることができます。「D」レンジの場合、コースティング(滑走)を基本として、状況により緩やかな回生も行う一方、「B」レンジでは、つねに最大の回生力が得られます。これにより、頻繁にブレーキ操作をしなくても、アクセル操作だけで車速を調整しながら走れます。

◇ 外部からの充電(200V)
外部からのバッテリー充電は、フロントグリル中央にあるVWバッジの背後に設置した充電ソケットを介して、誰でも簡単に充電することができます。車載のインフォテイメントシステムもしくは“Car-Net e-Remote”のアプリであらかじめ出発時刻をセットしておけば、そこから逆算して適切なタイミングで充電をはじめ、出発までにバッテリーを満充電にすることができます。200Vの家庭用電源を使用した場合、満充電に要する時間は約3時間ほどです。

◇ エクステリア
「Golf GTE」のエクステリアとインテリアは、フォルクスワーゲンの「e-mobility」モデルシリーズを視覚的にイメージさせるブルーのアクセントを用いて、スポーツモデルの「Golf GTI」とも関連性を持たせるようなパーツを随所に採用しています。また、C字型のフロントLEDランプは、フォルクスワーゲンの電気駆動システムを採用したモデルシリーズの一員であることを主張しています。ブルーのアクセントは、「Golf GTI」同様、左右のヘッドライトまで伸び、ラジエーターグリルの水平バーのほかにも「GTE」エンブレムやフロントグリル中央のVWバッジ(縁取りがブルー)、さらには、ブレーキキャリパーまで統一して採用しています。
また、C字型のランプ、デュアルヘッドライト、ウインカー、パーキングライト、リヤのテールランプ、ライセンスプレートの照明などに、電力消費量の少ないLEDを採用しています。

◇ インテリア
インテリアも同様に、シートのチェック柄やステアリングホイールとシフトレバーのステッチなどに、統一してブルーのアクセントを取り入れています。そのほか、専用のドアシルプレートとドアトリムのイルミネーションもブルーに光ります。「Golf GTI」と似たタータンチェックのスポーツシートとブラックのデコラティブパネルは、スポーティでエクスクルーシブな雰囲気を強調しています。その一方で、パワーメーターを備えた「Golf GTE」専用のインストルメントパネルは、最新の電気駆動システムを備えたクルマであることをドライバーにさりげなくアピールします。

◇ 専用機能を備えた「GTE」専用の純正ナビゲーション システム“Discover Pro”
「Golf GTE」は、SSDナビゲーションシステム付の純正インフォテイメントシステム“Discover Pro”を標準装備しています。通常の“Discover Pro”と異なり、これには、その時の残存電気量でEV走行できる範囲(距離)を360°で表示する「レンジモニター」がついています。さらに、走行中のエネルギーの流れを示す「エネルギーフローインジケーター」や走行時間に占めるEV走行の割合を表示する「ゼロエミッションディスプレイ」、出発時間と充電時間をプログラムできる「eマネージャー」など、「Golf GTE」の専用機能が追加されています。

◇ 新サービスの“Car-Net e-Remote”
2015年11月から、「Golf GTE」のユーザー向けに“Car-Net e-Remote”のサービスを開始する予定です。これを利用すると、手持ちのPC、スマートフォン、タブレット端末などを使って、離れた場所からバッテリーの充電予約や出発前のエアコン設定(乗車前に“ON”にして室内温度を快適にしておく)などを行えるようになり、夏日や真冬の出発時に、とても便利な機能としてご活用いただけます。

◇ 「Golf GTE」の主要諸元など

< >は電動パノラマスライディングルーフ装着車
*5 JC08モード、国土交通省審査値 *6 プラグインレンジ、国土交通省審査値


<主な標準装備>
【安全性】
Start/Stop システム/ブレーキエネルギー回生システム(BlueMotion Technology)
プリクラッシュブレーキシステム“Front Assist”(シティエマージェンシーブレーキ機能付)
レーンキープアシストシステム“Lane Assist”
プロアクティブ・オキュパント・プロテクション
ポストコリジョンブレーキシステム
ドライバー疲労検知システム“Fatigue Detection System”
フロントエアバッグ(運転席/助手席)、ニーエアバッグ(運転席)、サイドエアバッグ(前席/後席)、カーテンエアバッグ
【機能性】
ドライビングプロファイル機能
アダプティブクルーズコントロール“ACC”(全車速追従機能付)
リヤビューカメラ“Rear Assist”
LEDヘッドライト(オートハイトコントロール機能、LEDターンシグナル付)
Volkswagen純正インフォテイメントシステム“Discover Pro”、ETC2.0対応車載器
フルカラーマルチファンクションインジケーター
インテリアアンビエントライト/フットウェルランプ(前席)
2ゾーンフルオートエアコンディショナー
スマートエントリー&スタートシステム“Keyless Access”
GTE専用レザー3本スポークマルチファンクションステアリングホイール
GTE専用エクステリア(フロント&リヤバンパー、リヤスポイラー)


<オプション装備と価格(税込)>








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