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世界ラリー選手権(WRC)のドイツで初勝利【フォルクスワーゲン グループ ジャパン】

2015年8月24日

フォルクスワーゲン 世界ラリー選手権(WRC)のドイツで初勝利
第9戦「ラリー・ドイツ」で今季8勝目。チームの母国イベントで表彰台を独占



フォルクスワーゲンは、ラリー競技の最高峰「FIA 世界ラリー選手権(通称:WRC)」の2015年シーズン第9戦「ラリー・ドイツ」に市販車をベースとした3台の「ポロR WRC」で参戦、フランス人のセバスチャン オジェ選手が今季6 度目となる優勝を果たしました。

2015年8月20日(木)〜8月23日(日)にかけて開催された「ラリー・ドイツ」は、今シーズン初の本格的なターマック(舗装路)ラリーです。競技区間(スペシャルステージ、通称:SS)はモーゼル河沿いのブドウ畑や軍事演習場などを舞台とし、路面の性格はバラエティに富んでいます。ラリーは古都トリアーを拠点として、21SS、374.43km、総走行距離1394.50kmで行われました。なによりチームにとっての母国ラリーであり、チームは勝利に向けて一丸となって取り組みました。

20日(木)夜、トリアーの世界遺産ポルタ・ニグラ(黒き門)の前でセレモニアルスタートが開催されました。21日(金)から競技がスタートすると、フォルクスワーゲンチームは上位タイムを連発。オジェ選手が総合首位、2番手にヤリ‐マティ ラトバラ選手、3番手にアンドレアス ミケルセン選手と、早くも盤石の体制を構築しました。その勢いは22日(土)になっても続き、フォルクスワーゲンチームは後続を引き離しつつ上位を堅持。45.61kmの長距離SSを含め、2日目終了時点までの17SSすべてでトップタイムを獲得し続ける揺るぎない強さを発揮しました。

最終日の23日(日)に残されたSSは4箇所。最終SSはボーナスポイントのつく「パワーステージ」です。ラトバラ選手はこのパワーステージでトップタイムを獲得し、3点のボーナスポイントを加算しラリーをフィニッシュしました。オジェ選手は完走を狙う走りに徹し、最終的に2 番手のラトバラ選手に23秒差、3番手のミケルセン選手に1分56秒6差をつけて今季6勝目、自身のWRC勝利記録を30に伸ばしました。

フォルクスワーゲンチームは全21SSのうち20SSでトップタイムを奪い、「ポロR WRC」が舗装路でも強さを発揮することを示しました。念願の母国イベント勝利を最高のかたちで獲得し、両選手権の連覇に向けても大きく前進しています。次戦は9月10日(木)〜13日(日)の第10戦「ラリー・オーストラリア」です。東海岸のコフスハーバーを拠点として開催される、グラベル(未舗装路)ラリーでの、王座を目前とした「ポロR WRC」の活躍にご期待下さい。


■ フォルクスワーゲン モータースポーツ ディレクター : ヨースト カピート
「地元のラリーで1-2-3フィニッシュを達成できたことは、今までのどの勝利よりも感慨深いものがあります。チームもドライバーも、プレッシャーに打ち勝って素晴らしい結果を残してくれました」

■ カー#1 : セバスチャン オジェ(フランス) 最終結果 : 総合1位
「待ち焦がれた母国イベントでの勝利を、このようなかたちで実現することができ、心からうれしく思います。初日からリードを広げ、最終日はポロR WRCをフィニッシュさせることに集中しました」

■ カー#2 : ヤリ‐マティ ラトバラ(フィンランド) 最終結果 : 総合2位
「表彰台を独占する結果は、過去2年で味わった苦い思いを拭い去るにはうってつけです。これもチーム全員が一丸となって取り組んだ結果だと言えます。個人的にも2位になれて満足しています」

■ カー#9 : アンドレアス ミケルセン(ノルウェー) 最終結果 : 総合3位
「チームにとってこれ以上のリザルトはありません。サービスパークに戻ると、たくさんの笑顔が迎えてくれました。前後のタイムが離れており、デイ2とデイ3は順位を維持することに集中しました」

■ FIA 世界ラリー選手権 第9戦ラリー・ドイツ 最終結果

■ FIA 世界ラリー選手権 マニュファクチャラーズ選手権ランキング(第9戦終了時点)

■ FIA 世界ラリー選手権 ドライバーズ選手権ランキング(第9戦終了時点)








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