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世界ラリー選手権(WRC)で今季7勝目【フォルクスワーゲン グループ ジャパン】

2015年8月3日

フォルクスワーゲン 世界ラリー選手権(WRC)で今季7勝目
第8戦「ラリー・フィンランド」で地元ラトバラ選手が勝利



フォルクスワーゲンは、ラリー競技の最高峰「FIA 世界ラリー選手権(通称:WRC)」の2015年シーズン第8戦「ラリー・フィンランド」に市販車をベースとした3台の「ポロR WRC」で参戦、フィンランド人のヤリ‐マティ ラトバラ選手が今季2度目となる優勝を果たしました。

2015年7月30日(木)〜8月2日(日)にかけて開催された「ラリー・フィンランド」は、WRCのなかでも随一の高速ラリーとして知られるグラベル(未舗装路)ラリーです。競技区間(スペシャルステージ、通称:SS)にはジャンピングスポットが点在し、選手たちは林道ステージを平均時速130kmというスピードで駆け抜けます。ラリーは首都ヘルシンキから北へ約300kmの街、ユバスキラを拠点として、20SS、319.38km、総走行距離1270.83kmで行われました。

30日(木)の夕方、ラリーは市街地に設けられた特設SSからスタートしました。フォルクスワーゲンチームはセバスチャン オジェ選手がトップタイム、3番手にアンドレアス ミケルセン選手、5番手にラトバラ選手という順でこの日を終えました。続く31日(金)は、すべてのSSを走り切るまで本格的な修理を受けられない設定とされ、緊張感の高い1 日となりました。4つのSSでトップタイムを獲得したラトバラ選手が総合首位、2.6秒という僅差でオジェ選手が2番手につける快走を披露しました。
一方のミケルセン選手はSS5 でコースアウト、競技続行を断念する悔しい結果となりました。

8月1日(土)も、ラトバラ選手とオジェ選手の僅差の戦いが続きます。午後のSSでラトバラ選手は3連続トップタイムという渾身の走りでリードを広げ、その差を13.2秒としました。最終日の2日(日)はふたつのSSのみ。ラトバラ選手はひとつ目のSS19でトップタイム、最終SSでは2番手タイムを記録し、昨年に引き続き母国での優勝を果たしました。ラトバラ選手にとっては今シーズン2度目、WRC通算14度目の勝利です。13.7秒差で総合2位となったオジェ選手は最終SSでトップタイム、ボーナスポイントを加算しラリーを締めくくりました。

フォルクスワーゲンチームは全20SSのうち19SSでトップタイムという快走。「ポロR WRC」の高速安定性の高さを示しました。次戦は8月20日(木)〜8月23日(日)の第9戦「ラリー・ドイツ」です。
今シーズン初の本格的ターマック(舗装路)ラリーであり、フォルクスワーゲンチームにとっては母国開催となる重要な一戦です。「ポロR WRC」の活躍にご期待下さい。


■ フォルクスワーゲン モータースポーツ ディレクター : ヨースト カピート
「素晴らしいラリーを見せてもらいました。ラトバラ選手が最速のドライバーのひとりであることはこのラリーで証明されましたし、次戦ドイツではオジェ選手のタイトルが決まる可能性も出てきました」

■ カー#1 : セバスチャン オジェ(フランス) 最終結果 : 総合2位
「勝ったふたりを祝福します。僕らもベストを尽くしましたが、彼らは本当に強かった。選手権ではリードを広げることができ、2 位でもとてもうれしいです。今年も素晴らしい経験になりました」

■ カー#2 : ヤリ‐マティ ラトバラ(フィンランド) 最終結果 : 総合1位
「とにかくうれしいです。浮き沈みの激しい今シーズンにおいて、この勝利は非常に大きな意味を持ちます。うまくいかない時にも自分を信じてくれたチームの皆には感謝の言葉しかありません」

■ カー#9 : アンドレアス ミケルセン(ノルウェー) 最終結果 : リタイア
「選手権ランキングの2位を守りリードを広げるという目標がありましたが、残念ながらそれは達成できませんでした。気持ちを切り替えて、次戦のドイツで良い結果を残せるよう頑張りたいと思います」

■ FIA 世界ラリー選手権 第8戦ラリー・フィンランド 最終結果

■ FIA 世界ラリー選手権 マニュファクチャラーズ選手権ランキング(第8戦終了時点)

■ FIA 世界ラリー選手権 ドライバーズ選手権ランキング(第8戦終了時点)








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