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世界初の電気自動車用の超急速充電器の商品化に成功【JFEエンジニアリング】
2011年9月28日
世界初の電気自動車用の超急速充電器の商品化に成功
~数分で充電できる充電システムが電気自動車の未来を切り拓く~
JFEエンジニアリング株式会社(本社:東京都千代田区、社長:岸本純幸)は2010年6月、電気自動車(EV)に僅か8分で80%充電※1できる超急速充電器(Super RAPIDAS)の技術開発に世界で初めて成功し、これまで商品化を進めてまいりました。
このほど、その商品化が完了致しました。当社横浜本社内にてSuper RAPIDASと当社が市販車を改造したEVを用いて、8分でEV電池容量の80%(3分で50%)を充電する実証に成功いたしました。※2
当社は、これまでに30分で80%充電が可能な急速充電器(RAPIDAS)を販売しております。この充電器は電池を内蔵した充電器として、日本で唯一CHAdeMO認定を取得したものです。受電容量20kW以下に抑えたことで、受電容量を大きくできないお客様には、これまでも好評を博してまいりましたが、今回のSuperRAPIDASの商品化は、これまでのRAPIDASの機能も兼ね備えたハイブリッドタイプとなっています。
EV普及への改善点
EVを電池容量の80%まで急速充電する場合、現状では30分程度の時間を要します。この充電時間の長さがEVの利便性を損ない、EV普及のネックの1つになっていると言えます。超急速充電器は、この問題を解消しコンビニエンスストア、サービスステーション等でのスピーディーな充電を可能とし、充電インフラの普及を促進することができます。
技術のポイント
Super RAPIDASには蓄電池が内蔵されており、蓄えた電力をEVに一気に放出することで短時間での充電を可能としました。
なおSuper RAPIDASは低圧での受電も可能であり、夜間の電力を蓄えることもできます。
今後の展開
当社は今後、横浜本社構内に設置のSuper RAPIDASにて実用性の確認を進めると共に、まずは、EV路線バス、EVトラック、EVタクシー等の事業での市場投入を本格的に進めてまいります。続いて、乗用車での導入を促進します。これにより、超急速充電対応のEVが市場に導入され、EVの世界が大きく変わることが期待できます。
システム概要
※1 : EV(乗用車)を想定
※2 : 超急速充電は、自動車側の充電仕様が改良されれば使用が可能になりますが、2011年9月現在販売されている電気自動車には使用できません。
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